電子手帳
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欧米で発売された機種で、カード交換により様々な機能を利用できた。電卓やスケジューラー、住所録などの機能は後の携帯情報端末と同様だが、記憶容量はそれほど大きくなかった

記憶容量は32KB。ICカード交換によりゲームや辞書など各種アプリケーションが使用できた。

(SHARP PA-8800互換機)
記憶容量32KB。ICカード交換で記憶容量の増設や各種アプリケーションが利用可能。
電子手帳(でんしてちょう)とは、筆記具で記入し管理する手帳の持つ機能を、専用に設計された電子機器で代用し機能的な付加価値を付けた製品。英語では Electronic organizer と称する。
1980年代から1990年代に掛けて盛んにビジネスマン向けの製品が発売されたが、2000年代の時点では児童向け玩具を主体に、低価格で低機能な製品が生き残っている。
携帯情報端末(PDA)が広まる前の過渡期的に市場に出回ったが、他の情報機器(パソコンやほかの電子手帳)との通信機能がなく連動性に欠け、データのバックアップに対応していないか、手順が面倒であった。そのため落下・衝突や浸水(雨や汗)といった事故によって、入力したデータを全損する危険があった。さらに、内蔵電池が存在しない初期の電子手帳だと、電池交換の手順を誤った場合にデータが全損することもあった。
こういった問題によって、パソコンとの連携を主眼に入れた携帯情報端末や、電話番号の選択から発信までを一連の操作で行える携帯電話に市場を奪われ、その大半が姿を消した。ただし、その後も価格が安い事もあり、主に大人ごっこがしたい児童層向けの電子手帳市場(玩具)などは一定の範囲内で人気がある。