ワンダーボーイ モンスターランド
1987年のウエストンのビデオゲーム
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『ワンダーボーイ モンスターランド』 (WONDER BOY: MONSTER LAND) は、セガ・エンタープライゼス(現:セガ)のアクションロールプレイングゲーム。『ワンダーボーイ』(1986年)の続編にあたる。開発はウエストン。日本では、1987年8月よりアーケードゲームとして稼働を開始した。アーケード版の基板は「セガ・システム2」を使用している。
- セガ・マークIII (MkIII)
セガ・マスターシステム (SMS)
Amiga
Amstrad CPC (CPC)
Atari ST (ST)
コモドール64 (C64)
ZX Spectrum (ZX)
iアプリ
ウィルコム
Wii
PlayStation 3 (PS3)
Nintendo Switch (Switch)
| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
| 開発元 | ウエストン |
| 発売元 | セガ |
| プロデューサー | 西澤龍一 |
| プログラマー |
西澤龍一 石塚路志人 |
| 音楽 | 坂本慎一 |
| 美術 |
鈴子裕美 石塚理恵 |
| シリーズ | モンスターワールドシリーズ |
| 人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
| 発売日 |
|
| システム基板 | セガ・システム2[1] |
セガの1980年代のゲームとしては、家庭用ゲーム機へ移植される機会が比較的多い部類[独自研究?]。それらの詳細な事例については#移植版の節を参照。
PCエンジン用ソフト『ビックリマンワールド』やファミリーコンピュータ用ソフト『西遊記ワールド』の基となった作品としても知られるが、それの詳細については本項の#関連作品や、当該項目先を参照。
概要
前作『ワンダーボーイ』はスタンダードな横スクロールアクションゲームであったが、本作『ワンダーボーイ モンスターランド』はサイドビューで横スクロールを基本とする「アクションロールプレイングゲーム」である[2]。
プレイヤーは主人公の「ブック少年」を操作し、モンスターランドという怪物が棲む世界にやってきて、そこにはびこる悪の化身ドラゴンを倒し、モンスターランドに平和を取り戻すことを目指す[2]。
敵キャラ(モンスター)を倒すことでゴールドを得て、盾や鎧などの装備や魔法や回復アイテムを町で購入して徐々に操作キャラを強くすることができ、ゴールドやアイテム収得に都度ウインドウ画面が表示されて文字情報(テキスト)が表示される[2]。また一部のキャラにはセリフがあり、これもウィンドウが開きテキスト文章という形で表現されるなど、当時家庭用ゲーム機において人気ジャンルであったロールプレイングゲーム[注 1]の要素が多く取り入れられている[3]。
ゲーム内容
システム
ライフ(HP)やゴールド(所持金)、アイテム、会話など、ロールプレイングゲームの要素が多く盛り込まれている。経験値やレベルによる成長要素はなく、プレイヤーはお店などで手に入る装備によって能力が強化され、最大ライフは一定得点ごと増える。また、ゲームオーバー直後のコンティニュー以外の中断・継続要素はなく、必ず最初からゲームをスタートし、ゲームオーバーかエンディングまで通しでプレイすることになる。マップは全11面で構成されており、最終ラウンドをクリアするとエンディングが流れてゲーム終了となる。
8方向レバー、2ボタン(攻撃、ジャンプ)によってブック少年(ボーイ)を操作する[4]。レバーは左右でボーイの移動、レバーを上に入れるとゲーム中に出てくるショップや扉の中に入ることができる[2]。レバーを下に入れることでアイテムを使うことができ、爆弾や竜巻などの魔法攻撃を行うことができる[2][4]。攻撃をしていない状態では盾によって敵の攻撃から防御できる[4]。ボタンは、左ボタンが武器の剣を突き出す攻撃ボタンで、右ボタンがジャンプボタンである[2]。
ゲームスタート時、主人公は腰に布を巻いただけで裸の状態であり、スタート地点直後にある家の扉を叩くと、ゲーム上の目的を聞かされたうえで剣を入手する[3]。敵を倒したり、特定の場所を通過したりジャンプした際に出現するゴールドを溜め込むことで、様々なアイテムを購入できる[4]。アイテムはアーマー、シールド、ブーツなどがあり、ダメージの軽減や移動速度やジャンプ力の上昇などの効果がある[4]。なお、ゴールドを大量に入手できる裏技があり、これによって難易度が大きく変化する結果となった[4]。
ゲームはライフ制になっていて、敵に接触したりタイマー(砂時計)がゼロになるとライフゲージのハートマークが一つ減る[2]。各ラウンドの最後にいるボスキャラを倒し、落としたカギを持ってゴールに到達すればラウンドクリア(カギが出現せず、ボスキャラを倒すことでクリアとなるラウンドもある)。クリア時にはライフの残数に応じてスコアが加算され(ライフが満タンだとさらに1万点のボーナス)、ハート1個分のライフが回復する。
ライフは初期状態でハート3~5個分(店舗設定による、標準設定は4)を持っており、最大ライフはハート10個。ライフは以下の場合に回復する。
- スコアが3万点、10万点、20万点、30万点、40万点に達したとき、最大ライフのハートが1個増えて、ハート1個分回復する。
- スコアが50万点、60万点、70万点に達したとき、ハート2個分回復する。
- ボスを倒したとき、ラウンドをクリアしたとき、アイテムのハートを拾ったときのいずれかで、ハート1個分回復する。
- 酒場でドリンクを飲んだとき、ドリンクの価格に応じてハート半個~1個分回復する。
- アイテムのビッグハートを拾ったときや、病院でゴールドを払って治療を受けたとき、全回復する。
- 復活の薬を持った状態でライフがなくなったとき、復活の薬を消費してハートが5個回復する。
敵の攻撃を受けるなどでライフがなくなるとゲームオーバー。1クレジット追加でコンティニュー可能だが、最後にマップが切り替わった地点から、復活の薬を持たないでの再スタートとなり、所持金と剣以外の装備も、その地点に入った時点の状態に戻される。さらにスコアも0点に戻るため、この後のプレイで最大ライフを増やすことが難しくなる。最終面の11面はコンティニュー不可。
扉
マップ上には扉が配置されている箇所があり、扉の前に立ってレバーを上方向に入れると入室できる。
なかには見えない隠し扉もあり、前を通過すると「人の気配がする」「おや?」というヒントが表示されるものと、酒場でヒントを得ないと所在がわからないもの、完全にノーヒントのものがある。
- お店(ショップ)
- 敵を倒すために必要なボーイの装備を整えるために、ゴールドを消費して買い物などができる[2]。病院と一部のお店は1回、その他のお店は2回利用するか時間切れで追い出される、もしくは何も利用せず前述の回数+1回お店から出ると、入り口に板が打ち付けられ、そのお店は利用できなくなる。町中などにある多くのお店は扉に何のお店かを示す看板を掲げているが、中には看板がないか、隠し扉の中にある秘密のお店もある[2]。
- イベント部屋
- 特定の扉に入ると、中にいるキャラクターが話をしてくれて、アイテムを入手したり、先への道が開けたりする。
- ボス部屋
- 入室するとボスとの対決となり、ボスを倒すまで部屋から出られない。普通の扉の部屋にいるボスは、倒すとゴールドとともに鍵もしくは剣を落とし、それを取得すると部屋から出られる。一部のラウンドでは、ドクロの飾りがある赤い扉になっている。これはそのラウンドのゴールを兼ねており、この中にいるボスは鍵やアイテムを持っておらず、ボスを倒すとラウンドクリアとなる。
- 城門
- そのラウンドのゴールとなる格子状の扉。カギを持っている状態で接触(レバーを入れる必要はない)すると、門が開いて中に入り、次のラウンドへ進む。
装備
最上位である「伝説」系のソード・ブーツ・シールド・アーマーを装備していない場合、道中の敵(ソードのみ9面以降)を倒したとき、まれに装備中よりも1ランク上位の装備を落として入手できることがある。
これ以外にもヘルメットなどの消費型の防具もある。これらは複数種類を同時に装備可能だが、同じ種類を持てるのは1個まで。2面以降、倒した敵が落とすこともある。
- ソード
主要武器。装備の中で唯一、お店での取り扱いがない。
初期装備の グラディウス以外は、特定のボス(#ボスキャラクターを参照)を倒すと装備中の武器より1ランク上位のものを落として入手できる。8面までに武器を持ったボスをすべて倒すと伝説の剣を入手できる。
- ブーツ
お店で買える防具。移動速度、ジャンプ力が増す。最高ランクである「伝説のブーツ」は他のブーツでは滑る氷の床上で、ある程度の制動が効くようになる。この靴がないと行くことができない場所が存在する。
- シールド
お店で買える防具。正面からの飛び道具を弾く。高いものほど飛び道具を受けた際の被ダメージが軽減される(ハート1/4個分まで)。
- アーマー
お店で買える防具。敵の体当たりによるダメージを軽減する(ハート1/4個分まで)。
道具
- 魔法
魔法屋で買える消費型の武器。爆弾以外は所持している剣と同じ攻撃力になる。複数取得するとストックされて、最後に取得したものから順番に消費されていく。
ボスキャラクター
「※」印で示したボスがいる部屋は入らなくても先に進めるが、倒すと装備中より1ランク上位の武器を落として入手できる。後半のラウンドでは、過去ラウンドのボスがザコ敵として登場する箇所がある。
- ラウンド1「死神」
- ラウンド2-A「バンパイア」※
- ラウンド2-B「おばけキノコ」
- ラウンド3「レッドナイト」
- ラウンド4「クラーケン」
- ラウンド5「ジャイアントコング」※
- ラウンド6「スフィンクス」
- ボス戦の前にスフィンクス自身の最近の趣味や昨日の晩飯についてのクイズが出題され、正解すると戦わずに先へ進める。答えはランダムだが、直前にある酒場でカクテルを飲むとヒントがもらえる。
- ラウンド7-A「貧乏神」※
- ラウンド7-B「ブルーナイト」
- 一度倒したあと、笛を吹いて宮殿に入って出てくると、ボス部屋の扉が復活しており、もう一度対決して倒すことができる。2回目の場合、鍵の代わりにアイテムを落とす。
- ラウンド8-A「デーモン」※
- ラウンド8-B「ホブゴブリン」
- ラウンド9「スノーコング」
- ラウンド10「シルバーナイト」
- ラウンド11「ドラゴン」
その他
ゴールド増殖技
マップに点在するゴールドの出現ポイントで、左右に激しくレバーを振る(通称レバガチャ)とレバー入力のタイミングにより、獲得するゴールドが65 - 68Gになる仕様があった。
敵に触れて吹っ飛ばされた時にゴールド出現位置に触れば確実に成功、魔法2個使用時でレバガチャでほぼ確実に成功、特定の剣を振るモーションで成功するなど様々な方法が存在した。
このゴールド増殖技は公式では裏技扱いであったが、全クリア時には1Gが1000点に換算され、さらにハイスコアの集計対象が全クリア時の残りゴールドで集計扱いだったところでは公然の必須技となっていた。
後の復刻版では、パッド操作でもゴールド増殖が簡単にできるように、ゴールド増殖専用にレバガチャ操作を簡単に行うボタンまで設けられた。
後年SNS上で本作のサウンドを担当した坂本慎一のコメントによると、このゴールド増殖技は開発側が意図していなかったバグ技であり、ゲームの仕様で盛り込んだものではなかったとしている。
コピー基板
本作は海賊版であるコピー基板が存在しているが、プロテクトの解除が不完全であり、正規版とは以下の点で異なっている。
- 1面に登場するザコ敵の黄色い蛇が、ボスとの対決後、異常な赤い色で表示される(ほかの面でも一部の敵が同様の状況において異常な色で表示される)。
- 7面でアイテムの笛を吹くとき、笛の音が鳴らず、かわりに異なる効果音が鳴る。
- 11面でマップの区切りを通過するたびに、砂時計の残り時間が全快する。
- 全体的にBGMの音程が低い。
この特徴を持つ基板は、最初の特徴から、特に中古基板販売においては便宜上「赤蛇版」や「赤蛇バージョン」と呼ばれている。
この「赤蛇版」を英語表示に改造したコピー基板もあり、英訳が異なる2種類が存在する[5]。
開発
前作の好評を受け、本作の開発はすぐに始まった[6]。 本作の開発はウエストンが行っており、プロデューサーは前作を手掛けた西澤龍一が担当。プログラムは西澤およびテーカンのアーケードゲーム『TEHKAN World Cup』(1985年)を手掛けた石塚路志人が、音楽はジャレコのアーケードゲーム『アーガス』(1986年)を手掛けた坂本慎一[6]がそれぞれ担当している。
坂本はゲーム文化保存研究所による2019年のインタビューの中で、当時ウエストン社内に機材がなく、おもちゃのような小型電子キーボードで作曲し、手書きの譜面で記録していたと明かしている。この時点で坂本はドライバを作っておらず、初期は石塚が作成したドライバを用いていたという[6]。また、セガの奥成は坂本から聞いた話として、かつてジャレコにいた時はFM音源を使っていたのに、ウエストンではPSG音源に戻ってしまったため、音の厚みの出し方を模索する中で、PSG音源で同じ音を2つ重ねるという方法を編み出したとしており、FM音源を採用した作品が出始めたころであっても目立つ効果があったと述べている[5]。
移植版
移植の際、登場キャラクターや世界観を全く別のものに変えた作品に関しては「関連作品」節を参照。
| タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スーパーワンダーボーイ モンスターワールド Wonder Boy in Monster Land |
セガCS2研 | セガ | 2メガビットロムカセット | ||||
| Wonder Boy in Monster Land | Amiga Amstrad CPC Atari ST コモドール64 ZX Spectrum |
Images Design | アクティビジョン | カセットテープ フロッピーディスク |
- | 北米ではAmiga、コモドール64版のみ発売 | |
| ワンダーボーイ モンスターランド | iアプリ | セガ | セガ | ダウンロード (ゲームパレード) |
- | アーケード版の移植 | |
| ワンダーボーイ モンスターランド | WX310SA、WX310J、 W-ZERO3、W-ZERO3 [es] (ウィルコム) |
セガ | セガ | ダウンロード (セガエイジス) |
- | アーケード版の移植 | |
| セガエイジス2500シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション |
PlayStation 2 | エムツー | セガ | CD-ROM | SLPM-62760 | アーケード版、セガ・マークIII版の移植 | |
| スーパーワンダーボーイ モンスターワールド | Wii | セガCS2研 | セガ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
セガ・マークIII版の移植 2019年1月31日 配信・販売終了 | ||
| ワンダーボーイ モンスターランド | Wii | ウエストン | セガ | ダウンロード (バーチャルコンソールアーケード) |
- | アーケード版の移植 2019年1月31日 配信・販売終了 | |
| SEGA AGES ONLINE ワンダーボーイ モンスターランド |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
エムツー | セガ | ダウンロード (セガエイジスオンライン) |
- | アーケード版の移植 | |
| SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド |
Nintendo Switch | エムツー | セガゲームス[注 2] | ダウンロード | - | アーケード版の移植、新要素追加 | |
| ワンダーボーイ モンスターランド | アストロシティミニ | 瑞起[23] | セガトイズ セガ(販売) |
プリインストール | - | アーケード版の移植 本体にあらかじめ収録された36タイトル+おまけ1タイトルのうちの1つ | |
| ワンダーボーイ アルティメット コレクション | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 |
ININ Games | Bliss Brain | ゲームカード BD-ROM ダウンロード |
- | アーケード、マークIII版の移植 | |
日本でリリースされた、代表的な移植機版の事例を下に記す。
- セガ・マークIII版
- セガCS2研による移植[24]。ハードウェアスペックに合わせた仕様変更があるものの、おおむねアーケード版に忠実な移植となっている。容量の都合でマップパーツが簡素化され雑魚キャラの種類が減っているが、ラウンド数やボスキャラのカットはなくラウンド7と8の間にオリジナルのステージとボス(ウィザード、メドゥーサ)を追加、BGMが削減されているがFMサウンドユニット[注 3]に対応しているなどの追加要素がある。
- ハードウェア仕様によりステータス表示部分を固定したままの全方向スクロールができないため、左右方向のみスクロール移動で上下移動は画面切り換え方式(落下して移動するエリアはステータス表示を一時的に消してスクロール切り換え、それ以外は瞬時切り換え)になっている。
- 移植にあたってタイトルに「スーパー」が加えられているのは、前作のコンシューマ移植版がSG-1000用の『ワンダーボーイ』に対してセガ・マークIII用が『スーパーワンダーボーイ』となっていた流れを汲むものである。また商標の関係で[要出典][注 4]タイトルが『モンスターランド』から『モンスターワールド』に変更されているが、後年のアーケード完全移植版ではオリジナルの題名そのままでリリースされている。
- 本作を第1作として、コンシューマ機版のシリーズ作「モンスターワールドシリーズ」が派生した。
- 海外版のタイトルは「Wonder Boy in Monster Land」。英訳されたメッセージは「SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド」に収録されている海外アーケード版と同じテキストが使用されている。酒場で注文できるドリンクがエールとミードに変更されている。ボスの体力が下がっていて倒すのが楽になっている。
- PlayStation 2版
- 『ワンダーボーイ』や『モンスターワールド』関連のタイトルが全16本が収録された復刻版で、本作からはアーケード版とセガ・マークIII版が収録された。移植はエムツーが担当[5]。
- 移植に際してはオリジナル版のプレイ感覚を再現することを重視し、遅延を排除するという方針が立てられていた[5]。また、サウンドに凝りすぎてゲームプレイがおろそかになることを防ぐために、サウンドはPlayStation 2のCPUではなく、初代PlayStationとの互換機能として処理していた[5]。
- 一方、のちにSwitch版にかかわる駒林貴行は見落とした部分が多く見つかり、物足りなさを感じていたと高年のインタビューの中でふりかえっている[5]。
- Wii(バーチャルコンソール)版
- 下記2作がダウンロード販売専用ソフトとして随時配信されたが、2019年1月31日をもって両方ともに配信・販売が終了している。
- スーパーワンダーボーイ モンスターワールド
- ゲーム内容は前述のセガ・マークIII版と同じだが、BGMを設定で「FMサウンドユニット装着時」と「PSG音源のみ(デフォルト)」に切り替えが可能。
- ワンダーボーイ モンスターランド
- アーケード版を完全移植し、キーコンフィグでは前述した#ゴールド増殖技を1ボタンで簡易再現できる設定も実装された。なお、この移植版より、病院の赤十字の看板が、Hospital を示す「H」の文字に変更されている。
- PlayStation 3,Xbox 360版
- ダウンロード販売専用ソフト。アーケード版の完全再現の他にも海外版等のバージョン違いも収録され、様々な条件下でスコアやタイムを競う「トライアルモード」や、BGMを自由に聴ける「ジュークボックス」などの新要素も追加された。
- PlayStation 3版は『セガ ビンテージコレクション』のシリーズで単品販売され、Xbox 360版はアーケード版の移植と『ワンダーボーイV モンスターワールドIII』と『モンスターワールドIV』の3本を収録したモンスターワールドコレクションとして販売された。
- Nintendo Switch版
- ダウンロード販売専用ソフトとして、アーケード版の移植がされている[25]。
- アーケード版そのままの「アーケードモード」(Wii版バーチャルコンソール同様、ゴールド増殖技をボタン一つで可能にする「レバガチャボタン」を使ってのプレイが可能)と、これに様々な付加要素をミックスさせるというシリーズのコンセプトに基づいたスペシャル版の2通りでプレイ可能[5]。スペシャル版では下記の内容が実装される。
- ゴールド増殖技が使えない「マネーハングリーモード」が新設。
- 様々な試練を(倒さなくても先に進めるボスを真面目に倒すなど)設定したスペシャル面をクリアする事を目的にした「チャレンジモード」が新設(過去の移植作における「トライアルモード」の発展版)。
- 開発( Nintendo Switch版)
- Switch版はエムツーの駒林貴行が企画兼広報、エムツー代表取締役の堀井直樹が開発、そしてセガからは奥成洋輔がスーパーバイザー、小玉理恵子がリードプロデューサー兼ディレクターという座組が組まれた[5]。Switch版『モンスターワールドII ドラゴンの罠』の完成度の高さから、前日譚である本作も現行機で楽しんでほしいということから『SEGA AGES』としての移植が検討されていた[5]。ただ、オリジナル版の開発元であるウエストンが倒産によりライセンス移行期間に入ってしまい、セガ単独での発売ができなくなってしまったため、リストから外された[5]。その後、『SEGA AGES』の開発が長引いたため、セガがウエストン作品を保有するLATに相談し、権利問題は解決した[5]。
- 新モードのうち、 ゴールド増殖技を封じた「マネーハングリーモード」は、エムツーの提案により実装された[5]。このモード実装の背景について奥成は、ウエストン側が最初に想定していたゲームバランスで遊んでほしいという意向もあるとインタビューの中で説明している[5]。
- Swtich版に収録されている日本国外版は、千葉県にあるセガの基板修理工場で保管されていたものを基にしている[5]。
- なお、当初はBGMの音程を差し替え版である『 ビックリマンワールド』に合わせるというアイデアもあったが、それではウエストンに失礼であるということで却下された[5]。
- アストロシティミニ版
- セガグループの1社であるセガトイズがリリースした「アストロシティミニ」に収録。「アストロシティミニ」は往年のセガ製汎用アーケードゲーム用筐体「アストロシティ」を外観のモチーフとし、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)がプリインストールされた「復刻系ゲーム機」である。
- 基本的にAC版オリジナルを(ほぼ)そのまま収録しているが、本体の機能として「どこでもセーブ」(ステートセーブ)などプレイに便利な機能が幾つか使える。
- なお本機には、アーケードゲーム版の前作『ワンダーボーイ』および続編『ワンダーボーイIII モンスター・レアー』も同時収録されている。
スタッフ
- プログラム:西澤龍一、石塚路志人
- キャラクター・プロデュース:星崎直樹
- 音楽:坂本慎一
- キャラクター・デザイン:鈴子裕美、石塚理恵
- プロデュース:西澤龍一
評価
| 評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アーケード版
- ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第1回ゲーメスト大賞」(1987年度)においてベストエンディング賞で8位を獲得[32]、さらに「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)において年間ヒットゲームで38位を獲得した[33]。
関連作品
- ビックリマンワールド
- 1987年10月30日にハドソンより発売されたPCエンジン用ソフト。主人公やボスキャラやメッセージの一部を、『ビックリマン』悪魔VS天使シリーズのキャラクターや世界観へ差し替えた移植[注 5]。
- 移植にあたってはSEとBGMの音程変更(モンスターランドより若干音程が低い)[5]、扉のノックや背景の重ね合わせ処理の演出、ゴールド増殖技、敵の残りHPを示す部位のカラータイマー、最終ステージでもコンティニュー可能な仕様など、一部仕様にカット・変更はあったものの、アーケード版の攻略法がほぼそのまま通用するという、当時としてはゲーム内容・サウンド・グラフィックのすべてにおいて非常に忠実な移植がされていた。PCエンジンのロンチタイトルでもある。
- 後にシリーズとして『ビックリマンワールド 激闘聖戦士』が発売されているが、こちらのゲーム内容はモンスターワールドとは全く異なりロールプレイングゲームである。
- 西遊記ワールド
- 1988年11月11日にジャレコより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト。主人公やボスキャラだけでなく、グラフィック全般が『西遊記』の世界観のものに差し替えられている。またステージマップも若干のアレンジが施されている。
- 後に続編で『西遊記ワールドII 天上界の魔神』も発売されているが、こちらはモンスターワールドとはまったく関係のない別系統のゲームである。
- Mônica no Castelo do Dragão
- 1991年にブラジルのTectoyから発売されたマスターシステム用ソフト。主人公が『モニカと仲間たち』の主人公モニカに変更されている。
- 新高橋名人の冒険島
- 2004年8月2日にハドソンよりFOMA900i向けに配信された携帯電話アプリ。2004年11月30日にはVアプリでも配信。上記『ビックリマンワールド』をベースにしてさらに『高橋名人の冒険島』シリーズのキャラクターに置き換えたものとなっている。