クロード・モネは1860年代末にサロンで落選した後、1874年の印象派展に『印象・日の出』などを出展するも、まだあまり画家としては有名ではなかった。1876年夏から秋にかけて、パトロンであったパリの百貨店経営者、エルネスト・オシュデが1870年から所有するモンジュロンの別荘ロッテンブール館(ドイツ語版)に滞在した。モネはロッテンブール館の居間を飾るために、高さ175cmほどの4点の大作の制作を依頼された[2]
。そのうちの1点が『七面鳥』で、ロッテンブール館の大きな邸の庭で放し飼いにされている七面鳥が描かれ、後景には、ロッテンブール館が描かれている。パトロンのエルネスト・オシュデは百貨店の経営難により1877年に倒産し、絵画コレクションと邸は1878年に競売にかけられた。
その後、1947年に『七面鳥』はルーブル美術館に寄贈され、1986年からオルセー美術館で展示されている[1]。
4点の装飾的な作品を制作することで、装飾的な大作の構成の経験を積んだモネは1890年代からの『睡蓮』の連作をしている。