万景台賞国際マラソン

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平壌国際マラソン競技大会(ピョンヤンこくさいマラソンきょうぎたいかい 朝鮮語:평양국제마라손경기대회 英語:Pyongyan International Marathon)は、朝鮮民主主義人民共和国平壌市で例年4月に開催されるマラソン大会である。2019年(第30回)までの名称は万景台賞国際マラソン競技大会(マンギョンデしょうこくさいマラソンきょうぎたいかい)。朝鮮陸上競技協会の主催でワールドアスレティックス(WA)公認のマラソンである。

名所・凱旋門の前を走るランナー(2014年)

毎年金日成の誕生日である4月15日太陽節)前後に開催。旧称の万景台とは、金日成の生家がある丘の名前である[1]。フルマラソン以外にハーフマラソン・10km走なども合わせて行われる。

元々は招待プロ選手によって争われるエリートマラソンであったが、2014年よりアマチュアエントリーも可能となった。一時は国際陸上競技連盟(IAAF)の公認レースとなっており、IAAFブロンズメダルの認定を受けていた[2](2025年現在の認定状況は不明)。平壌市街の大通りを通る典型的な都市型マラソンで沿道の応援も多い。

2019年のエントリーフィーはフルマラソン150ユーロ、ハーフマラソン100ユーロ、10kmマラソン70ユーロ、5kmマラソン50ユーロである。アマチュア、非居住者の参加も可能。通訳案内員随行が原則である朝鮮観光において「自分のペースで街を見て回れる」として外国人に人気がある[3]

外国市民ランナーは2019年大会まで朝鮮観光取扱旅行代理店を通じてのマラソンを含む旅行手配がそのままエントリーとなっていた。

コース

コースは金日成競技場を発着する平壌市街周回コースで、2014年時点では10kmのコースを4周する設定だったが[4]、2017年は20km×2周と変更された。制限時間は4時間30分(2017年大会の場合)[1]

2018年

金日成競技場 - 凱旋門 - 友誼塔 - 竜興十字路 - 4・25文化会館 - 祖国解放戦争勝利記念館 - 英雄通り - 牡丹峰サーカス劇場 - 普通門 - 万寿台通り - 倉田通り - 勝利通り - 平壌大劇場 - 烏灘江岸道路 - 未来科学者通り - ピョンチョン通り - 普通橋 - センナイ橋 - 絶壁橋 - スンハ江橋 - 金日成競技場

歴史

前史

1921年6月11日ないし13日に平壌織物商組合が主催する端午節運動会の一貫として万寿台のテソン学校運動場で開催されたのが記録を辿れる範囲においては平壌最古のマラソン大会である[5]東亜日報が報じていた。11日は15時に降雨中断しており、13日に運動会が再開されているため、実際にマラソンが行われたのがどちらの日なのかは不明である。優勝者はキム・ジョンマン。

当大会

  • 1981年 - 当大会創設
  • 2014年 - アマチュアエントリー開始
  • 2020年 - 2024年 - 新型コロナウイルス感染症対策のため中止
  • 2025年4月6日 - 6年ぶりに開催(第31回)。「平壌国際マラソン競技大会」に名称変更。
  • 2026年 - 中止。3月上旬になっても主催者から開催要項が発表されず、公式代理店は主催者から中止通知が来たと3月9日(中国標準時)に発表[6]した。

近年の状況

新型コロナウイルス感染症対策のため、2020年から2024年の間は行われなかったが、2025年4月6日に6年ぶりに開催することが同年3月に発表された[7][8]。入国制限措置が継続される中で行われる2025年の第31回大会の外国市民ランナーは、通常の観光とは異なり限られたルートでのみ参加できることとなった。

第31回のアマチュアエントリーは次の通りとなっていた[9]

  • 香港、中国、シンガポールを除く東アジアおよび東南アジア諸国からの参加者
    朝鮮民主主義人民共和国の旅行代理店[10]または主催者を通じて
  • その他の国からの参加者
    旅行会社「高麗(コリョ)ツアーズ」を通じて - 同社は大会の公式代理店でもある。同社は特別なマラソンツアーを組織。
  • 在住外国人および在外朝鮮人
    主催者を通じて

歴代優勝者

フルマラソンの優勝者

  • 2025年(第31回)
    • 男子:パク・グムドン(朝鮮民主主義人民共和国):2時間12分8秒
    • 女子:チョン・スギョン(朝鮮民主主義人民共和国):2時間25分48秒

脚注

関連項目

外部リンク

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