新潟県阿賀野市保田、焼栗山孝順寺に伝わる三度栗伝説は、越後七不思議のひとつ。
ほかの三度栗伝説は多くが空海にまつわるものであるが、浄土真宗の寺に伝わるこの三度栗伝説は親鸞にまつわるものである。
当地で布教活動を行っていた親鸞の念仏の礼にと、老女が焼き栗を親鸞に差し出した。
親鸞は帰途、「我が勧むる弥陀の本願、末世に繁昌いたさば、この栗、根芽を生じて一年に三度咲き実るべし。葉は一葉にして二葉に分かれて繁茂せよ」と唱えてこの栗をこの地に蒔いた。
すると焼き栗から芽が出て、年に3度実をつけ、その葉の先は二つに分かれて茂るようになったという。
同様の伝説が福井県鯖江市にも残っている。