三河鉄道サハフ41号電車
From Wikipedia, the free encyclopedia
構造
1909年(明治42年)製[注釈 1]の鉄道省17m級ダブルルーフ木造客車(ナユニ5360形)を種車とするが[4]、1940年(昭和15年)4月に自社刈谷工場で新造した直線的な車体に交換されており、車両外観は元の客車とは大きく異なる[3]。台車は鉄道省型のボギー台車で、1944年諸元表には型式が記載されておらず不詳だが[1]、少なくとも末期にはTR10形を装備していた[5]。リベット組立構造の台枠下部にはトラス棒を備える[4]。屋根は種車と異なるシングルルーフで[6]、ガーランド形ベンチレーターを備える[4]。
新造車体は付随車ながら当初より乗務員扉を設けており[4]、側面窓配置は「E3D44D4(D:客用扉、E:乗務員扉)」である[6]。窓は乗務員扉の横など一部を除き前面、側面ともに2段上昇式で、前面は非貫通の3枚窓構造[5]。他の木造車が装備する1段窓と比べて窓が大きく、車内を明るく照らすことができた[4]。座席はロングシートで、ホームの高さに揃えるため客用扉内側に昇降用ステップが設けられている[5]。
制御車化改造で後に運転台が新設されたが、搭載機器は主幹制御器、圧力計、ブレーキ装置などで速度計はなく、運転手の感覚で速度調整を行う必要があった[5]。