三重項酸素 From Wikipedia, the free encyclopedia 左から三重項酸素、一重項酸素 (Δ1)、一重項酸素 (Σ1) の分子軌道ダイアグラム。 三重項酸素(さんじゅうこうさんそ)は、基底状態にある酸素分子を指す。通常の酸素分子はこの状態にある[1]。 分子軌道は、2つのπ*軌道にスピンの向きがそろった電子が1個ずつ入っている。三重項酸素ではπ*軌道を平行スピンを持つ2つの不対電子が占有するが、一重項酸素ではこれらの電子が反平行スピンを持つ電子配置を取り、より高いエネルギー準位にある。π*軌道を電子が占有する一重項状態はΣとΔの2つの配置が可能であるが、1つのπ*軌道を2つの電子が占有したΔ状態の方がエネルギーが低く、最もエネルギー準位の低い励起状態である[1]。 磁性 不対電子を2つ持つことでラジカル性を示し、これにより常磁性を示す。空気を-183 ℃ (90 K) ほどに冷却することで得られる液体酸素は、淡青色で磁石のS極とN極の間に流すと両極の間に付着する[2]。 出典 1 2 青木伸『無機化学(ベーシック薬学教科書シリーズ, 4)』(第14版)化学同人、2011年、184頁。ISBN 978-4-7598-1254-1。 ↑ 青木伸『無機化学(ベーシック薬学教科書シリーズ, 4)』(第14版)化学同人、2011年、63頁。ISBN 978-4-7598-1254-1。 関連項目 ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。酸素 ウィキメディア・コモンズには、三重項酸素に関連するメディアがあります。 酸素 オゾン 液体酸素 一重項酸素 一酸化硫黄 四酸素 固体酸素 分子軌道ダイアグラム ジラジカル フントの最大多重度の規則 熱活性化遅延蛍光 分子軌道法 外部リンク 国際化学物質安全性カード 三重項酸素 (ICSC:0138) 日本語版(国立医薬品食品衛生研究所による), 英語版 『三重項酸素』 - コトバンク 表話編歴周期表 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 1 H He 2 Li Be B C N O F Ne 3 Na Mg Al Si P S Cl Ar 4 K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr 5 Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe 6 Cs Ba La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn 7 Fr Ra Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg Cn Nh Fl Mc Lv Ts Og アルカリ金属 アルカリ土類金属 ランタノイド アクチノイド 遷移金属 その他の金属 半金属元素(半導体元素) その他の非金属 ハロゲン 貴ガス(希ガス) 不明 表話編歴酸素の同素体 酸素分子(一重項酸素、三重項酸素) O2 - オゾン O3 - 四酸素 O4 - 固体酸素 O8 表話編歴酸素の化合物 O2[PtF6] OF2 O2F O2F2 O4F2 カテゴリ 表話編歴二原子分子一般的 水素 H2 窒素 N2 酸素 O2 フッ素 F2 塩素 Cl2 臭素 Br2 ヨウ素 I2 まれ ヘリウム二量体 He2 リチウム Li2 二原子炭素 C2 ナトリウム Na2 リン P2 二硫黄 S2 クロム Cr2 モリブデン Mo2 タングステン W2 アスタチン At2 ウラン U2 この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。表示編集 Related Articles