上坂部西公園
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| 上坂部西公園 (尼崎市都市緑化植物園) | |
|---|---|
| 分類 | 地区公園 |
| 所在地 | |
| 座標 | 北緯34度44分55.9秒 東経135度25分23.5秒 / 北緯34.748861度 東経135.423194度座標: 北緯34度44分55.9秒 東経135度25分23.5秒 / 北緯34.748861度 東経135.423194度 |
| 面積 | 27,076m2 |
| 開園 | 1984年(昭和59年)4月1日 |
| 運営者 | 尼崎市(指定管理者:(公財)尼崎緑化公園協会) |
| 現況 | 開放 |
| 設備・遊具 | 展示施設、温室、花壇、造園、広場、複合遊具、ブランコ |
| バリアフリー | 敷地内通路、障害者対応トイレ、誘導案内、貸出し用車いす |
| アクセス | 塚口駅 (JR西日本)から南西へ徒歩約3分 |
| 事務所 | 緑の相談所 |
| 事務所所在地 | 兵庫県尼崎市東塚口町2-2-1 |
| 公式サイト | 上坂部西公園 |
1984年(昭和59年)4月1日に設置された公園で「みどり園」と呼ばれている。自然が豊かな公園で芝生広場や温室もあり「緑の相談所」では園芸相談や講習会・展示会が年間を通して開催されている[2]。自然かな園内ではバードウォッチングも最適で複合遊具やブランコなど遊具も整備されている。
施設
- 緑の相談所:9時から17時(年末年始は休館)
- 展示施設:10時から16時(年末年始は休館)
- 温室:10時から16時(火・水曜日、祝祭日を除く)、年末年始(12月29日から1月3日)は休館
- 花壇:メイン園路花壇、沈床花壇、西入口花壇、ナチュラルガーデン花壇、コンテナ花壇
- 造園:バラ園、あじさい園、花木園、竹林園
- 広場:水の広場、芝生広場、遊具広場(複合遊具、ブランコ)
基本情報
- 開園時間[1]
- 4月 - 9月(6時 - 21時)
- 10月 - 3月(6時 - 18時)
- 年中無休
歴史・沿革
上坂部西公園は、かつての工場移転跡地を利用して整備された公園である。1970年(昭和45年)から市による土地の先行取得が始まり、1972年(昭和47年)に都市公園計画が正式決定された[3]。
設置の背景と4300人の請願
公園造成にあたり、当初市は企業の野球グラウンドや工場跡地の買収を計画していた。しかし、1971年(昭和46年)5月、グラウンド所有者の系列会社が同地にボウリング場の建設を計画し、市へ建築確認を提出する事態となった。これに対し、学校正門前への建設による騒音や風紀上の問題を懸念した地域住民や小学校PTA(育友会)が猛烈な反対運動を展開した。4300名分の署名を集めた「ボーリング場建設反対に関する請願書」が市会に提出され、交渉の結果、市が代替地を斡旋する条件で建設は中止された。市が同地を買い取ることで現在の公園や、隣接するピッコロシアター(兵庫県立尼崎青少年創造劇場)を含む文化ゾーンの形成へとつながった経緯がある[4]。
育苗園から植物園へ
当初、この土地は工場跡地であったためコンクリート残骸が多く土質も粗悪であったが、能勢の国道工事で発生した良好な山土を約1m盛土することで栽培環境を整えた[3]。その後、失業対策事業の一環として「上坂部みどり園」の名で育苗園としてスタートし、最盛期には年間16万本の花苗を育成して市内の緑化に貢献した[3]。 1975年(昭和50年)に一般公開が始まり、1977年(昭和52年)にはプレハブ小屋を利用して「緑の相談所」の前身が開設された。1981年(昭和56年)には本格的な植物園としてオープンし、1984年(昭和59年)4月1日に現在の「尼崎市都市緑化植物園」として設置された[3]。
自然環境・生物多様性
当園は市街地にありながら豊かな生態系を保持しており、尼崎市の生物多様性地域戦略において、エコロジカルネットワークを形成する上で「重要視する場所」のひとつに位置づけられている[5]。
植生と希少種
園内には170種・1350本の樹木が植えられており、温室前にはヒートアイランド現象緩和の啓発を目的としたオーストラリア産植物(グレビレア、バンクシアなど約10種)の植栽コーナーも設けられている[6][7]。植物園としての使命から希少植物の保護にも注力しており、兵庫県指定絶滅危惧種の「デンジソウ」や「カワラサイコ」、国指定絶滅危惧種の「オガサワラグワ」、ワシントン条約に関連する「リュウケツジュ」などの保全・展示を行っている[8]。生物調査によれば、園内では植物317種、昆虫類116種、鳥類12種など、合計488種の生物が確認されている(2012年〜2021年の調査による)[5]。
野鳥
都会の中の「野鳥のオアシス」としても機能しており、ドバトやスズメといった身近な鳥のほか、メジロ、コゲラ、ジョウビタキ、ツグミなどが多く見られる。過去には猛禽類のオオタカや、サンコウチョウの飛来も確認されており、冬場は落葉によりバードウォッチングに最適な環境となる[6]。
今後の計画
設置から30年以上が経過し施設の老朽化が進んでいることから、尼崎市は「緑の相談所」の建替えを計画している。この建替えに合わせ、Park-PFI制度の導入など民間連携による駐車場併設のカフェレストラン等の誘致を検討しており、ファミリー層の利便性向上を目指している[9]。