世界の名著 : マキアヴェリからサルトルまで

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『世界の名著 : マキアヴェリからサルトルまで』(せかいのめいちょ : マキアヴェリからサルトルまで)は、1963年中公新書から刊行された古典解説書(思想史文献ガイド)である。編者は河野健二

本書は、ニッコロ・マキアヴェッリ君主論』からジャン=ポール・サルトル存在と無』まで、西洋思想史の主要著作を網羅し、それぞれの内容と意義を簡潔に解説している。戦後日本における古典読書運動の一環として企画され、思想史教育や一般教養に大きな影響を与えた。

出版情報

内容構成

特筆性

  • シリーズの起点 - 後に展開された「世界の名著」シリーズの先駆的存在。
  • 思想史教育への影響 - 戦後日本の大学教育や一般教養において、古典解説書として広く利用された。
  • 文化的意義 - 哲学・思想の古典を一般読者に紹介する役割を果たし、読書文化の形成に寄与した。

解題対象作品と解説者

表記は原則として原本に従った。ただし、原本では 都築忠七 が「都筑忠七」、滝沢克己 が「滝沢克巳」と表記されているが、誤植と思われるため修正した[1]

著者書名刊行年解説者
マキアヴェリ君主論1513河野健二
トマス・モアユートピア1516平井俊彦
カルヴァンキリスト教綱要1536西川潤
デカルト方法叙説1637橋本峰雄
ホッブズリヴァイアサン1651平井俊彦
黄宗羲明夷待訪録1663小野和子
ニュートンプリンキピア1687浅井健次郎
ロック人間悟性論1690平井俊彦
モンテスキュー法の精神1748樋口謹一
ルソー人間不平等起原論1755桑原武夫
アダム・スミス諸国民の富1776河野健二
カント純粋理性批判1781山元一郎
エドマンド・バークフランス革命の省察1790越智武臣
マルサス人口論1798溝川喜一
ヘーゲル法の哲学1821出口勇蔵
サン=シモン産業者のカテキスム1824坂本慶一
トクヴィルアメリカのデモクラシー1835樋口謹一
キルケゴール死にいたる病い1849橋本峰雄
ダーウィン種の起原1859渋谷寿夫
ジョン・S・ミル自由について1859行沢健三
マルクス資本論1867河野健二
イェーリング権利のための闘争1872磯村哲
ランケ世界史1881越智武臣
ニーチェツァラトゥストラはかく語りき1883梅原猛
トルストイ人生論1887滝沢克己
シドニービアトリス・ウェッブ産業民主主義1897都築忠七
デュルケーム自殺論1897作田啓一
マックス・ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神1904出口勇蔵
レーニン民主主義革命における社会民主党の二つの戦術1905河野健二
ラッセル哲学の諸問題1912橋本峰雄
フロイト精神分析入門1915作田啓一
デューイ民主主義と教育1916永井道雄
ルカーチ歴史と階級意識1923平井俊彦
孫文三民主義1924西田太一郎
ハイデッガー存在と時間1927橋本峰雄
マンハイムイデオロギーとユートピア1929作田啓一
ラスキ近代国家における自由1930岡本清一
トロツキーロシア革命史1932松田道雄
アインシュタイン晩年に想う1950井上健
グラムシ新君主論1929藤沢道郎
ケインズ雇用・利子および貨幣の一般理論1936山田浩之
毛沢東新民主主義論1940貝塚茂樹
フロム自由からの逃走1941作田啓一
バルト福音主義神学入門1961滝沢克己
サルトル存在と無1943竹内芳郎

脚注

関連項目

参考文献

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