乾布摩擦
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末梢からの皮膚への刺激が延髄を介し、迷走神経に影響を及ぼし、自律神経の働きを高めると謳う民間療法[2]。 太平洋戦争前に小学校や児童施設等に導入されたのが始まりとされる。
特別な器具を用いないため手軽でもあり、戦後には健康法として全国に広まり、風邪の予防法として小学校・中学校・幼稚園・保育園・老人福祉施設などで行われることもあったが、その後衰退した。例として『丹波新聞』が情報収集したところ、兵庫県丹波篠山市では1989年(平成元年)に乾布摩擦をしていたという最後の記録が残るが、このころを境に姿を消していったとされ、2020年(令和2年)時点では乾布摩擦を行う小学校、幼稚園、保育園はひとつも存在していなかった[1]。
効用として、気管支喘息の発作予防等に有用であるとする主張がある[2]。その作用機序には、鍼灸治療の効果の一因でもあるとされる、軸索反射や体性-内臓反射が関わっているという[要出典]。 ただし、健康によいというエビデンスを示した学術的研究は乏しい。
アーユルヴェーダのガルシャナ(サンスクリット語で「摩擦」)を起源とする説もあり、それによれば絹製品を用いると特に効果が高い。
問題点
出典
- 1 2 「乾布摩擦」やったことある?兵庫・丹波では学校園での実施ゼロ 教諭ら「全員裸ありえない」 丹波新聞 2020年2月8日
- 1 2 宮城ヒデ子; 友利千賀子; 河野伸造「皮膚表面温度からみた乾布摩擦の検討」『Biomedical Thermology』第19巻、第3号、110-115頁、1999年。https://cir.nii.ac.jp/crid/1572261549876075136。
- ↑ 田上八朗「皮膚を鍛えることはできる?」『大阪乾癬患者友の会 会報』第8巻、2001年6月。http://derma.med.osaka-u.ac.jp/pso/news/news1/news0106.html。
- ↑ 敷地孝法; 原田勝博; 広瀬憲志; 荒瀬誠治「老人性乾皮症,皮膚そう痒症,皮脂欠乏性湿疹」『四国医学雑誌』第57巻、第3号、徳島医学会、63-65頁、2001年6月25日。http://www.tokushima-u.ac.jp/_files/00051460/shikokuacta57_3.pdf。
- ↑ 敷地孝法「乾皮症,皮膚掻痒症」『四国医学雑誌』第57巻、第1号、徳島医学会、13頁、2001年2月25日。http://www.tokushima-u.ac.jp/_files/00051484/shikokuacta57_1.pdf。
- ↑ 眞弓光文 編「さあ、みんなでやってみよう!~ぜん息に負けないからだづくり」『子どものぜん息&アレルギーシリーズ』第7号、独立行政法人 環境再生保全機構、2002年3月。http://www.erca.go.jp/asthma2/pamphlet/details/pdf/ap015.pdf。
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