井戸のリベカ
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| フランス語: Rébecca au puits 英語: Rebecca at the Well | |
| 作者 | ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ |
|---|---|
| 製作年 | 1751年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 84 cm × 105 cm (33 in × 41 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
『井戸のリベカ』(いどのリベカ、仏: Rébecca au puits, 英: Rebecca at the Well)は、イタリアのロココ期の画家ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロがキャンバス上に油彩で制作した絵画である。画家がドイツのヴュルツブルクに滞在していた1751年に描かれた[1]。1909年にはヴュルツブルクのグッテンベルク (Guttenberg) 男爵のコレクションにあったが、その後、何人かの所有者を経て、1975年にパリのルーヴル美術館に寄贈された。作品は1981年以来、同美術館に展示されている[1]。
『旧約聖書』中の「創世記」 (第24章1-28) によれば、カナンの地に住んでいたイスラエルの族長アブラハムは、忠実な老僕エリエゼルに息子イサクのために妻を探し出してくるようにと命じ、彼をアブラハム自身の故郷に遣わした[2]。そこで、エリエゼルはラクダ10頭に贈り物を積んで出立し、メソポタミアのアラム・ナハライム地方にあったナホルの住む町に向かった[2]。
エリエゼルは町はずれの井戸端に着くと、「私とラクダに水を飲ませてくれる女性を、イサクの妻とすることを認めてください」と神に祈った[2]。すると、そこへナホルの息子ベトエルの娘リベカが水瓶を持って現れた。彼女は若くて、大変美しい女性であった。エリエゼルが彼女に水を飲ませてほしいと懇願すると、リベカは喜んで彼に水を飲ませ、さらに井戸から水を汲んできてすべてのラクダに水を飲ませた。かくして、エリエゼルがリベカにイサクの妻としてカナンの地に来るようにと伝えると、彼女は承諾し、イサクのもとへ向かったのである[2]。
本作に描かれているのは、エリエゼルの申し出の後で、リベカが彼と静かに視線を交わしている場面である[1]。彼女はまだ決めかねているように見える。リベカの後ろで怪訝そうに見ているのは、彼女の兄のラバンであろうか。彼はリベカが2度目に井戸へ行った時、エリエゼルを見極めようとついてきたのである。ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロは聖書の記述に忠実で、背景にラクダを描き込んでいる[1]。