Wikiwand AI

創世記

天地創造と人間の原罪を描いた聖書の書 From Wikipedia, the free encyclopedia

『創世記』(そうせいき、(ヘブライ語:בראשית、ギリシア語:Γένεσις、英語: genesis)は、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教、キリスト教の聖典とされ、キリスト教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書かつ、正典の一つとして扱われている。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている[1]。

光と闇の分離

『創世記』はヘブライ語では冒頭の言葉を取ってבראשית(ベレシート、bereshit)と呼ばれており、これは「はじめに」を意味する。また、ギリシア語の七十人訳では、2章4節[注 1]からとって「γένεσις(ゲネシス)」と呼ばれており[4]。「起源、誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である[5]。

内容

原初史(1~11)

第1章から第11章までの部分は原初史(Urgeschichte)と呼ばれ、先史時代に相当する。各記述は、トレドット(toledot、ヘブライ語: תּוֹלְדֹת、「系図」の意)によって構成される。

  • 1章1節~2章3節:天地創造。P資料の創造物語。
  • 2章4節~3章24節:アダムとエバ、失楽園。Y資料の創造物語。
  • 4章1節~26節:カインとアベルの物語。
  • 5章1節~32節:アダムの系図。アダムよりノアまで。
  • 6章1節~4節:神の子と人間の娘の結婚。
  • 6章5~8節:人間の悪と善良なノア。
  • 6章9節~9章29節:ノアの洪水物語。
  • 10章:ノアの系図。セム、ハム、ヤペテに至る。
  • 11章1節~9節:バベルの塔。
  • 11章10節~26:セムとテラの系図。

族長史

第12章から第36章までは族長史(Erzelternerzählungen)と呼ばれる。

ヨセフ史

37章以降はヨセフ史(Josefsgeschichte)と呼ばれる。

  • 夢見るヨセフ 37章 - 38章
  • エジプトでのヨセフ 38章 - 41章
  • ヨセフと兄弟たち 42章 - 45章
  • その後のヨセフ 46章 - 50章

その後

ユダヤ人の歴史の物語は、聖書で『創世記』の次に置かれている『出エジプト記』へ続いていく。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks