井本三夫
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人物
京都大学で理論物理学を専攻し、湯川秀樹の門下生だった[2]。「唯物論哲学を学ぶような意識で大学理学部に入」り、「素粒子・宇宙進化論を専攻しつつ、民主主義科学者協会などで近代史を学」んだという[7]。茨城大学理学部教授を務めたが、「科学的認識の自然・歴史・社会への統一的適用を志して」(『北前の記憶』)大学専任を辞め、1980年より著述活動に入る[2]。同年より日本海側の調査に入り[7]、バイ船文化研究会の会誌『バイ船研究』に連載した富山湾沿岸の古老の聞き書きを、1998年に『北前の記憶』(桂書房)として刊行した[2]。
特に米騒動の研究で知られ、斉藤正美は井本について「米騒動研究の第一人者である」と評している[8]。2018年に刊行した『米騒動という大正デモクラシーの市民戦線――始まりは富山県でなかった』(現代思潮新社)では、「米騒動の始まりは富山県」「主婦の哀願運動だった」「暴力的なものではなかった」という通説を覆す主張を行っている[9]。