今井千尋
From Wikipedia, the free encyclopedia
北海道新十津川町でばんえい競馬の元騎手で調教師の今井茂雅の次女として生まれる。幼少期は実家のポニーに自分で小さなそりをつけて練習させ、姉の果歩と草ばん馬大会に参加し[1]、小学5年生の時には帯広競馬場で開かれたポニーばん馬競走「第2回リトルダービー」で優勝[2]。中学時代にJRAの騎手を目指したが厳しい体重制限を知り断念、馬術部のある静内農業高等学校に進学するもホームシックになってしまい退学[3][4]。父の厩舎で厩務員をしていたなかで、レースで活躍する騎手の姿を見て騎手を目指し、16歳で初めて受験するも不合格[3][5]。
2022年11月11日、6回目の騎手試験で念願の合格を果たし、竹ケ原茉耶以来18年ぶりとなるばんえい競馬史上4人目の女性騎手[6]。また11年ぶりの複数騎手同時合格でもあり、同期は同厩舎の中村太陽とばんえい競馬史上最年長の新人騎手になる小野木隆幸[6]。同年12月10日、帯広競馬1Rでカタミミに騎乗しデビュー。翌11日の帯広競馬9Rで厩務員時代に担当していたホクセイサクラコに騎乗し1着となり、3戦目で初勝利を挙げる[7]。
2023年11月6日、帯広競馬8Rでホクセイサクランボに騎乗し1着となり、帯広市、旭川市、岩見沢市、北見市の4市で持ち回り開催していたばんえい競馬が帯広市単独開催となった2007年以降の最短記録である金田利貴の持つ395日を更新する332日での地方競馬通算100勝を773戦目で達成した[8]。同年地方競馬における女性騎手最多勝となる103勝を挙げて、2020年の宮下瞳以来、史上2人目となる国内の女性騎手による年間勝利数100勝を達成した[9]。
2024年11月1日、帯広競馬2Rでホクセイキンタローに騎乗し1着となり、地方通算200勝を達成。
2025年3月16日、ばんえい競馬最高峰のレース、ばんえい記念に出走予定のキンツルモリウチに騎乗予定だったが競走除外となり、ばんえい記念で史上初の女性騎手の騎乗はお預けとなった[10]。9月7日、帯広競馬1Rでミサキビクトリーに騎乗し1着となり、2499戦目で通算300勝を達成[11]。デビューから1003日目での達成は金田利貴が持つ1150日目を更新し、ばんえい史上最速となった[12]。
2026年1月17日、プリンセスミミに騎乗して1着となり、2025年度の勝利数を123勝とし、これまでの最多記録だった宮下瞳騎手の122勝を上回り、地方競馬女性騎手年度最多勝記録を更新した[13]。同年2月1日、第36回ヒロインズカップでサクラヒメに騎乗して連覇に導くとともに自身は初の重賞制覇[14]。同年4月19日、帯広競馬10Rでツカサマーチに騎乗して1着となり、3159戦目で地方競馬通算400勝を達成した[15]。
主な騎乗馬
- サクラヒメ(2026年ヒロインズカップ)