佐藤聰明

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生誕 (1947-01-19) 1947年1月19日(79歳)
学歴 日本大学芸術学部音楽科 中退
ジャンル 現代音楽
さとう そうめい
佐藤 聰明
生誕 (1947-01-19) 1947年1月19日(79歳)
出身地 日本の旗 日本宮城県仙台市
学歴 日本大学芸術学部音楽科 中退
ジャンル 現代音楽
職業 作曲家

佐藤 聰明(さとう そうめい、1947年1月19日 - )は、日本現代音楽作曲家佐藤 聡明とも表記される。

1947年1月19日、宮城県仙台市に生まれる[1]。母は日本舞踊藤間流師匠で、祖母も三弦の奏者であったため、幼いころから長唄常磐津清元の音が身近にある環境で育つ[1]

高校生になると、ベラ・バルトークパウル・ヒンデミットが収録されたレコードを手にして、初めてクラシック音楽に触れた[1]。特にバルトークを繰り返し聴き、現代音楽を志すきっかけとなった[1]。高校2年時には母を経済的に助けるため、通っていた高校を退学し、工業高校へ進学した[2]。この頃から、音楽家を志すようになったが、この頃は楽器の演奏や楽譜を読むことはできなかった[2]。次第に高校に登校しないようになり最終的には退学した[2]。その後、改めて音楽の道を志すようになると、1968年に音楽教師になるため、日本大学芸術学部に進学[2]

日大に入学すると、学園紛争がおこり大学が封鎖されることになり、佐藤は新宿のライブハウスのフリージャズや前衛舞踏、アンダーグラウンドシネマに頻繁に通うようになる[2]。1969年に大学の封鎖は解除されたものの、佐藤は大学にほとんど通うことなく、同年10月に長与寿恵子、伊藤実、有田数朗らと「トーン・フィールド」というグループを結成して活動を開始した[3]

1970年、初めての作曲作品であるフルート独奏曲《鎮魂歌》を作曲[3]。1973年には演奏会用作品として第一作となる《リタニア》、《太陽讃歌》を作曲[4]、テープ・ディレイによって遅延された音を重ねる手法を用い音のモワレ効果を生み出した《リタニア》で一躍注目を集め、同作品は佐藤のその後の方向性を決定づけることとなった[5]。1979年には、三弦演奏家である西潟昭子の委嘱を受けて、日本の伝統楽器を初めて取り入れた《沈黙》を作曲し、その後も継続して邦楽器を使用する作楽曲を作曲している[4]

1982年、デザイナーの杉浦康平が企画した、アジア各地の曼陀羅の写真展に《マンダラ》、《シュメール》を作曲して提供している[6]

1983年から1984年にかけて、ロックフェラー財団の奨学金を受けてニューヨークに一年間滞在する[7]。この留学中に出会ったプロデューサーの縁で、1985年に佐藤の曲が初めてアメリカで演奏された[7]。1988年には、初めてのCDがニューヨークタイムズのベストレコードの一枚に選ばれた[7]

1980年代半ば以降は、クロノス・カルテットとの活動など、アメリカでの積極的な活動を行っており、ポスト・ミニマリズムの作曲家として注目を集めている[5]

評価

作品はアメリカ、ヨーロッパ、環太平洋諸国で幅広く演奏されており、ことにアメリカでは個展が音楽祭等で十数回にわたって催されている。多くの作品がCD、レコード化されており、1988年、CD作品集「LITANIA[8]」がニューヨークタイムズの年間ベスト・レコードに選ばれ、全米公共放送の第二位にランキングされた。

1980年文化庁芸術祭賞1997年にニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス賞を受賞。1999年クルト・マズアニューヨーク・フィルハーモニックが企画した「メッセージス・フォーミレニアム」の際に、オーケストラ曲「KISETSU」を委嘱。2002年中島健蔵音楽賞を受賞。2015年に映画「FOUJITA」(監督:小栗康平)の作曲を担当した。

作品

オーケストラ

  • SUMERU (1982年) ALM/AL- 26
  • HOMA (1988年) FONTEC/FOCD-3169, NEW ALBION/NA-56
  • RUIKA (1990年) FONTEC/FOCD-3169, NEW ALBION/NA-56
  • TOWARD THE NIGHT (1991年) FONTEC/FOCD-3169, NEW ALBION/NA-56
  • GRIMMERING DARKNESS (1995年) CAMERATA/30CM-535
  • KAMI NO MIURI (1995年) CAMERATA/30CM-535
  • BURNING MEDITATION (1995年) LOVELY MUSIC/LCD-3023, MODE-135
  • LISTENING TO FRAGRANCES OF THE DUSK (1997年) CAMERATA/30CM-535
  • FIREFLY GARDEN (1998年) CAMERATA/30CM-535
  • KISETSU (1999年) CAMERATA/CMCD-28032, MODE-135
  • FROM THE DEPTH OF SILENCE(2000年) MODE-135
  • KYOKOKU(VALLEY)(2000年) CAMERATA/CM-28032, MODE-135
  • VIOLIN CONCERTO(2002年) CAMERATA/CM-28032

室内楽

  • LITANIA (1973年) ALM/AL-11, NEW ALBION/NA- 008
  • HYMN FOR THE SUN (1973年) ALM/AL-11
  • KAGAMI (MIRROR) (1975年) ALM/AL-11
  • COSMIC WOMB (1975年) ALM/AL-23, MODE/MODE-15
  • INCARNATION II (1978年) DENON/COCO-6270, ALM/AL-23, NEW ALBION/AL-28
  • HEAVENLY SPHERES ARE ILLUMINATED BY LIGHTS, THE (1979年) NEW ALBION/NA-008
  • BIRDS IN WARPED TIME II (1980年) NEW ALBION/NA-008,KING/KICC-138
  • HOSHI NO MON (GATE INTO THE STARS, A) (1982年) NEW ALBION/NA-008
  • KAZE NO KYOKU II (MUSIC OF THE WINDS II) (1984年) ARCADIA/ARC 1993-2
  • HIKARI (LIGHT) (1986年) ALM/AL-50
  • TOKI NO MON (GATE INTO INFINITY, A) (1988年) NEW ALBION/NA-036
  • SHUN-SHU-KA (LAMENT FOR SPRING) (1989年) FONTEC/FOCD-3235, CAMERATA/28CM-628
  • LANZAROTE (1993年) EMI CLASSIC/TOCE- 9695,CAMERATA/28CM-628
  • INCARNATION I(1977年) CAMERATA/28CM-628
  • UZU (VORTEX)(1988年) CAMERATA/28CM-628
  • RECITATIVE(1991年) STARK LAND/ST-209
  • INNNOCENCE(1996年) EMI/TOCE-55353
  • CHORAL(2000年) ZN-168418

電子音楽

  • EMERALD TABLET (1978年) ALM/AL-23
  • MANDARA (1982年) ALM/AL-26, NEW ALBION/NA- 099,NA-016
  • MANTRA (1986年) NEW ALBION/NA-016, NA-099
  • TANTRA (1990年) NEW ALBION/NA-099

声楽曲

  • STABAT MATER (1987年) NEW ALBION/NA-016

邦楽器を用いた作品

  • CHINMOKU (SILENCE) (1977年) ALM/AL-22
  • KAZE NO KYOKU (MUSIC OF THE WINDS) (1979年) FONTEC/FOCD-3189, NEW ALBION/NA-069
  • KI NO KOE(VOICE OF TREE)(1982年) WORLD WINDOWS/WW-103
  • KAMU OGUI GOTO (1989年) CAMERATA/32CM-189
  • KOUGETSU (1990年) FONTEC/FOCD-3189, NEW ALBION/NA-069
  • SANYOU (1991年) FONTEC/FOCD-3189, NEW ALBION/NA-069
  • TAMAOGI KOTO (1994年) CAMERATA/30CM-267
  • HI NO KYOKU(1996年) CAMERATA/CMCD-28053
  • USUZUMI(2004年) FONTEC/FOCD-9305

人物

  • 作曲は独学で習得した[5]
  • 26歳の時に、ピアニストの佐藤慶子と結婚した[3]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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