内延山
大韓民国慶尚北道浦項市と盈徳郡にまたがる山
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構成
慶尚北道盈徳郡南亭面と、浦項市松羅面・竹長面にまたがる山である。慶尚北道内陸の山々が東海岸へとつながる山であり、風化に強い火山岩基盤が削られた崖や深く刻まれた渓谷が多い。この渓谷には、自然に形成された侵食地形の滝など、溶岩が様々な景観を作り出している[7]。
宝鏡寺
登山口には宝鏡寺がある。境内には、大韓民国指定宝物第252号の浦項宝鏡寺円眞国師碑(포항 보경사 원진국사비)と、指定宝物第430号の浦項宝鏡寺僧塔(포항 보경사 승탑)があり、朝鮮王粛宗直筆の刻板や、5層の石塔などもある[3]。602年、中国に留学して帰ってきた新羅の智明法師(지명법사)が、真平王に「東海岸の名山で名堂を探し、自分が中国の道人から受けた八面宝鏡を埋めて、その上に仏堂を建てれば、倭寇の侵入を防ぎ、隣国の侵入も受けず、三国を統一するだろう」と伝え、真平王は智明法師とともに内延山の下にある大きな池に八面宝鏡を沈め、池を埋めて金堂を建立して宝鏡寺としたという[3]。
12の滝
内延山渓谷は、直線距離で10キロメートルを超える長い区間に、アベマキやチョウセントネリコ、ムラサキシキブやコウライウツギなどが森を形成しており、奇岩怪石の至る所に、カタヒバ、ツメレンゲ、ウンゼンマンネングサ (Sedum polytrichoides) などが生えており、植生の保存も良好である[7]。
この渓谷は、清河谷(チョンハゴル、청하골)、または内延谷(ネヨンゴル、내연골)とも呼ばれるが、渓谷の入口にある歴史的な寺院である宝鏡寺を過ぎると、相生瀑布(상생폭포)をはじめ、いくつもの滝に会うことができ、数多くの滝が、大小様々な龍沼(용소:滝壺の淵)を成しており、常に涼感を起こす。特に、延山瀑布(연산폭포)、別名で内延瀑布(내연폭포)は、一連の滝の中でも規模が最も大きく、壮大な威容を誇り、夏季の激しい水音と冬場の氷柱が圧巻である。大韓民国指定名勝への指定に向けた議論がなされ[7]、2021年12月3日に「浦項宝鏡寺內延山瀑布(포항 보경사 내연산 폭포)」として指定された。
三龍湫
『新増東国輿地勝覧』、『大東輿地図』には、内延山と三龍湫(삼용추)が記録されており、画家・謙齋鄭敾の『内延山瀑布図(내연산폭포도)』、『内延三龍湫図(내연산용소도)』や、朝鮮中期の文臣・黄汝一(1556年 - 1622年)の『遊覧録(유람록)』と通称される『海月遺錄(해월유록)』、徐思遠(1550年 - 1615年)の『東遊日錄(동유일록)』などに、滝の美しさが詩、文章、絵で描かれている。朝鮮後期に山水の美しさを画幅に盛り込んだ鄭敾が、内延山を訪れた後に3段の滝を描いた三龍湫は、有名な場所である。金剛山よりも美しい景観だと言ったとされる[7]。
