分人主義
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分人主義は、平野のエッセイ『私とは何か』や、小説『ドーン』『空白を満たしなさい』『ある男』で提唱された[1][6]。
「分人」と似た概念に「キャラ」「仮面」「ペルソナ」があるが、これらは「キャラを演じる」「仮面をかぶる」といった風に、単一の「本当の自分」を前提にしているため、似て非なる概念である[7]。
分人(dividual)とは他者との相互作用のなかで生まれる人格である[8]。人間は「複数の分人の集合体」である[9]。西洋近代の個人主義(individualism)が個人を分割不可能なものとみなすのに対し、分人主義は個人を分割可能なものとみなす[10]。
関連概念に、心理学用語の「多元的自己」[11]、文化人類学用語のdividual[11]、ドゥルーズや鈴木健の「分人」(仏: dividuels)[12][11]、ミードやゴフマンの人間観[1]、浜口恵俊の「間人」[13]などがある。