剪紙
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歴史
その起源は古く、南北朝時代には絹や金箔に四季折々の模様を刻んで髪に飾る「花勝」の習慣があったことが南朝梁の『荊楚歳時記』に見ることができる[1][3]。一方、紙の普及とともに紙を素材とする剪紙も各地に広がっていった[1]。新疆ウイグル自治区の阿斯塘奈(アスターナ)墓群からは「章和11年」(541年)という高昌国時代の年号が記された剪紙が発見されている[1]。明・清代になりようやく庶民の生活の中に根を下ろし、「民間剪紙」として農村の女性によって作られ発展してきた[3]。その理由として、剪紙が刺繍の型紙の役割を持っていたということがある[4]。刺繍の模様のことを花様(ホァヤン)という[4]。この花様はさらに分かれ、帽花(マオホァ)は帽子の刺繍の型紙に、兜肚花(ドゥドゥホァ)は子供の腹掛けの刺繍の型紙に、枕頭花(ジェントンホァ)は枕の両端に刺繍する型紙になる[4]。
剪紙が作られる代表的な土地と作風
剪紙の意匠と寓意
剪紙の意匠には花・果物・野菜・鳥・動物をモチーフにするものは、それぞれ意味があり、様々な寓意に満ちている[5]。
花・果物・野菜
- 「牡丹」牡丹は中国の国花であり、富貴の象徴として様々な吉祥図案に用いられる[6]。
- 「蓮」蓮は「連」と同じ発音で絶え間なく生命が流れて行くという寓意をもつ[6]。
- 「石榴」石榴は、果肉にくるまれた沢山の種があることから、子沢山を意味する吉祥物とされている[7]。
- 「桃」長寿の象徴である。中国神話の仙女「西王母」は一口食べると寿命が600年延びるという伝統の桃を育てているといわれている[7]。
- 「白菜」白菜は「発財(財産を生む)」と発音が似ているため、金運の縁起物として人気がある。民間剪紙では、子孫繁栄の意味でよく使われる[8]。

