北京ロボットハーフマラソン From Wikipedia, the free encyclopedia 北京ロボットハーフマラソン(ぺきんロボットハーフマラソン)とは、中華人民共和国の北京で行われた人型ロボットによるハーフマラソンであり、北京市経済情報化局などが主催した[1]。 2025年に開かれた第1回大会は世界で初めての人型ロボットによるハーフマラソン大会であると謳われており、技術アピールの場としての側面もあった[1][2]。20206年の第2回大会では、優勝機体のタイムが50分26秒と人間によるハーフマラソンの世界記録を上回り、技術の進歩に注目が集まった[3][4]。 開催日:2025年4月19日[1] 出場者数:20[2] ルール:午前7時半(日本時間午前8時半)から1分おきに順番にスタートし、3時間半の制限時間以内にゴールすることをめざす[1]。安全のため、人間が伴走する[2]。途中でバッテリーやロボット本体を交換することは可能だが、本体の交換に際しては10分のペナルティが追加される[1]。 結果:出場した20台中6台が完走した一方、大半が制限時間を超過していた[2]。1位の「天工Ultra」のタイムは2時間40分42秒[1]。 評価:日本経済新聞の佐伯真也によると、この大会ではトラブルを起こすロボットが続出していたほか、走るというよりも歩くような感じだった機体も多く、人間のように走る機体はわずかだったといい、世界初ならではのドタバタ劇がよく見られたという[2]。 ロイターによると、中国政府の関係者からは「エンジニアリングとナビゲーション担当者が必要な点からカーレースに近い」という言葉が寄せられたという[5]。また、ロイターは人工知能の研究者であるアラン・ファーン(Alan Fern)が、この大会のようなデモンストレーションは興味ぶかいものの、有用な作業や基本的な知能の実用性をあまり示していないと指摘している、と述べている[5]。 第2回 開催日:2026年4月19日[6] 出場者数:105[7] ルール:第1回からの変更点として、「自律走行部門」と「遠隔操作部門」の2部門に分けられており、後者はタイムが前者の1.2倍となる[6]。また、身長は75cmから180cm以内というルールも追加された[8]。 結果:トップでゴールした機体のタイムは48分19秒だが、遠隔操作型だったためタイムが加算されたことにより、優勝を逃した[8]。優勝した機体・閃電(HONOR)のタイムは50分26秒である[6]。 評価:CNNは、優勝機体のタイムが人間の世界記録を上回ったことについて、中国が人型ロボット分野においてアメリカよりも大きな前進を見せた瞬間だと評した[9]。 脚注 1 2 3 4 5 6 “人型ロボのハーフマラソン、北京で 「世界初」大会 1位タイムは?:朝日新聞”. 朝日新聞 (2025年4月19日). 2026年4月26日閲覧。 1 2 3 4 5 “中国のヒト型ロボマラソン、完走は20台中6台 開始すぐドタバタ劇も”. 日本経済新聞. (2025年5月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC148LJ0U5A510C2000000/ 2026年4月26日閲覧。 ↑ “ロボ、世界記録上回る ハーフマラソン 北京:朝日新聞”. 朝日新聞 (2026年4月20日). 2026年4月26日閲覧。 ↑ “爆速“人型ロボット”開発の裏側 カギは中国版シリコンバレー・通称「ロボットバレー」 北京ハーフマラソン大会で人間の世界記録を7分上回る”. TBS CROSS DIG with Bloomberg (2026年4月21日). 2026年4月26日閲覧。 1 2 Baptista, Eduardo (2025年4月21日). “人型ロボット、北京でマラソン「初出場」 人間と並走も完敗”. Reuters. https://jp.reuters.com/life/7N3KQVWMZROODK5XVD4FUKGOPE-2025-04-21/ 2026年4月26日閲覧。 1 2 3 “人型ロボットが人間の世界記録を大幅更新 北京でハーフマラソン:朝日新聞”. 朝日新聞 (2026年4月19日). 2026年4月26日閲覧。 ↑ “北京ロボットマラソンで世界記録「更新」、ハーフで人間のベストタイム上回る…沿道には応援役のロボも”. 読売新聞 (2026年4月19日). 2026年4月26日閲覧。 1 2 三塚聖平 (2026年4月19日). “【動画】中国人型ロボがハーフマラソンで50分台、人間の世界記録超え 昨年から1時間50分短縮”. 産経新聞:産経ニュース. 2026年4月26日閲覧。 ↑ “中国の人型ロボット、人間上回るハーフマラソン世界新記録を達成”. CNN.co.jp (2026年4月20日). 2026年4月26日閲覧。 Related Articles