卜部亮吾侍従日記
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昭和後期から平成への代替わりの実務を仕切った当時の経緯と、晩年の昭和天皇の姿がわかる歴史的資料とされる。2007年に発見され[1]、同年朝日新聞社(全5巻)で刊行された。
卜部日記は、侍従となった1969年12月から死去直前の2002年2月までの32年間、ほぼ毎日記されている[1]。卜部は侍従(広報担当)として、昭和天皇の地方巡幸に常につきそっており、最後の地方巡幸となった1987年春の伊豆大島(前年に噴火した)訪問にも付き添っていた。また昭和天皇崩御・大喪〈1989年(昭和64年/平成元年)〉前後の動静・内情、特に昭和から平成への代替わりの実務を仕切った当時の経緯と、天皇自身の晩年の姿が判る事で貴重な史料とされる。
日記には、昭和天皇の晩年の闘病生活と先の大戦にたいする悔恨や国民への気配りなど、天皇の人柄をしのばせる記述が特に重要視されている。特に注目されるのは、昭和天皇が晩年あまり多くを語らなかった過去に対する思いや、靖国神社に対する考えなどが記述されている。なお1巻目と5巻目は、昭和から平成への代替わりに重点が置かれているので抄版である。