合奏 (ティツィアーノ)
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| イタリア語: Concerto 英語: The Concert | |
| 作者 | ティツィアーノ・ヴェチェッリオ |
|---|---|
| 製作年 | 1510年ごろ |
| 種類 | 油彩、キャンバス |
| 寸法 | 86.5 cm × 123.5 cm (34.1 in × 48.6 in) |
| 所蔵 | パラティーナ美術館、フィレンツェ |
『合奏』(がっそう、伊: Concerto、英: Concert)、または『中断された合奏』(ちゅうだんされたがっそう、伊: Concerto Interrotto、英: The Interrupted Concert)は、イタリア盛期ルネサンスのヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1510年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である[1]。画家初期の作品でジョルジョーネの明らかな影響を示している[1]。現在、フィレンツェのパラティーナ美術館に所蔵されている[1][2][3]。ローマのボルゲーゼ美術館に複製があるが、それには4人目の人物が含まれている。
半身像の3人の男性が音楽を演奏するために集まっている[1]。中央には、毛皮の縁取りのある濃い青色のマントを羽織った優雅な身なりの男が16世紀のハープシコードであるスピネットを弾いている。彼の手はいまだに鍵盤の上に伸ばされているが、頭部と眼差しはもう1人の音楽家である左側のドミニコ会修道士の方に向けられている。修道士は自身の楽器であるヴィオラ・ダ・ガンバを身体の傍に下ろし、中央の男の注意を引くために彼の肩に触れている。 2人の視線のやり取りの外にいるのは左側の若い男で、ほとんど気づかれない微かな笑みを浮かべ、羽根の付いた帽子 (大胆さ、雄々しさと関連付けられた、非常に人気のあった雅なアクセサリー) を被っている[1]。
3人の人物たちを歴史上の人物として特定化するのは難しい[1]。当時の著名な音楽家たちだと提案する研究者もいる一方、非常に人気のあった絵画の主題である「合奏」を生き生きとさせるためにティツィアーノが創造した空想上の人物であると信じる研究者もいる。「合奏」の主題は、15世紀終盤から16世紀初頭にかけて、音楽教育が紳士になるための教育において不可欠の一部であった北イタリアの文化的環境で広く探求された。音楽、あるいは音楽の演奏はこの絵画の全体的な主題であり、3人物の仕草と身振りを見ている鑑賞者には楽器の音が聞こえてくるようである[1]。