吉田潤一
From Wikipedia, the free encyclopedia
業績
有機電極反応、マイクロリアクターを利用した有機合成化学分野の世界的第一人者である。有機電極反応では、電子補助基という新しい概念を提唱し、有機化合物からの電子移動を効率よく行い、かつ生じる炭素カチオンの発生を位置選択的に行う手法を開発している。また近年、極低温条件下での電極反応による活性種の発生・蓄積を行う新手法を開発している(カチオンプール法、カチオンフロー法)。マイクロリアクターを用いた研究ではカチオン、アニオンといった不安定有機化学種に着目し、これらをマイクロ空間で高度制御することにより、効率の良い物質生産が可能な方法論を開発している。また有機金属分野での研究報告例も多数あり、例えば着脱可能な配位性制御官能基であるピリジルシリル基を用いた研究報告などがある。