含ヨウ素泉
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定義
名称
特徴
含よう素泉は、放置すると黄色ないし黄褐色を帯びることがある。これはヨウ素の酸化に由来する現象とされる。[3]
泉温や溶存成分の構成には幅があるが、塩化物イオンを多く含むものが多い。北海道の含よう素泉を対象とした研究では、多くが深度 1000 m を超える井戸から動力揚湯され、新第三紀の地層に由来する地下水であった。また、塩化物イオン濃度が高く、硫酸イオン濃度が低いことなどから、化石海水を主体とする起源が示唆されている。[4]
日本のヨウ素資源は、水溶性天然ガス鉱床に伴うかん水と密接に関係しており、海水に比べて高濃度のヨウ素を含む地下かん水が知られている。含よう素泉の一部も、このような深部地層水との関連のもとで理解される。[5]
分布

含よう素泉は、非火山性の温泉に多い。[3] 日本で知られる産地は、海成堆積物や天然ガスかん水との関係が深い地域に偏る傾向がある。[4][5]
代表的な地域として千葉県がある。千葉県では天然ガス資源とともにヨウ素が産出され、その産出量は日本の約8割を占めるとされる。南関東ガス田地域は天然ガスとヨウ素の主要産地として知られ、温泉資源とも密接な関係をもつ。[6][7]
千葉県内の温泉は南房総地区を中心に分布し、冷鉱泉が多い。九十九里地域の白子温泉は、ヨウ素を含む温泉地として紹介される例の一つである。[8][9]
北海道でも、日本海側から石狩平野にかけて含よう素泉の分布が確認されている。[4]