地芳峠の旧道は急峻な山岳地帯を走り、冬季には積雪や凍結による通行規制も生じていた[1]。
地芳トンネルは1990年度(平成2年度)から国土交通省が事業化し整備した地芳道路(8.9km)の一部で、長さ2,990 m、幅9.25 mである[1]。
工事は愛媛側(1,387m)の第一工事と高知側(1,603m)の第二工事の二つの区間に分けて進められた[1]。愛媛側の第一工事では毎分20トンに及ぶ突発湧水が発生するなど高圧湧水と崩落に悩まされ、施工に10年4カ月を要する難工事となった[1]。また、高知県側の第二工事でも三度の断層にぶつかり、断層部で土圧変形が発生する難工事となった[1]。