坂本啓一

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坂本 啓一(さかもと けいいち、1953年-)は似顔絵捜査専門家。

1953年昭和28年)、熊本県生まれ[1][2]熊本県立菊池高等学校体育科講師を経て、滋賀県警察本部刑事部鑑識課で現場鑑識似顔絵捜査を担当した[1][2]。全国各地の事件において、被疑者特定のための顔の分析を担ってきた専門家である[3]

坂本が似顔絵捜査を始めた当初は、似顔絵による捜査実績がまだ少なく、その効果を疑問視する捜査員も多かったというが、1984年(昭和59年)に起こった銀行強盗事件において、3000万円を強奪して指紋も遺留品も残さず、自動車を用いて逃走した強盗犯を、1枚の似顔絵が事件解決に導いたことが契機となって評価されるようになったという[4]。坂本によれば、「捜査用の似顔絵は100パーセント似せる必要はない。あえて曖昧さを残して描くことが重要」であり、曖昧さのある方が「イメージを固めないぶん、より多くの情報が集まる」のだという[4]

退官後、管理科学研究所を設立して似顔絵捜査の研究活動を継続した[1][注釈 1]。また、株式会社マネジメント・オフィスの副社長を兼務し、陸上自衛隊東部方面隊の講師も務めた[1][2]

退官後も警察の求めに応じて顔分析を行い、テレビ局などマスメディアでも事件解説などを行った[1][3]

2011年、坂本は1982年3月に大学を卒業して下宿を引き払って実家に帰ろうとした日に失踪した河嶋功一によく似た人物が2009年北朝鮮ミサイル発射実験2009年4月5日)の後、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正日労働党総書記とともに写った集合写真のなかにおり、この写真が朝鮮労働党機関紙『労働新聞』に掲載された件で、河嶋の家族より同一人物か否かの鑑定を依頼された[3]。坂本は、『労働新聞』に掲載された写真と河嶋が少年時代のときの写真、大学生のときの写真を比較分析して、「同一性がきわめて高い」との鑑定結果を報告した[3]

著作

脚注

参考文献

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