塩化イリジウム(III)

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塩化イリジウム(III)
塩化イリジウム(III)三水和物
塩化イリジウム(III)三水和物
三水和物
塩化イリジウム(III)無水物
塩化イリジウム(III)無水物
α-無水物
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.030.028 ウィキデータを編集
EC番号
  • 233-044-6
UNII
性質
IrCl3
モル質量 298.58 g/mol (無水物)

316.60 g/mol (水和物)

外観 褐色固体 (α-無水物)
赤色固体 (β-無水物)
暗緑色固体 (三水和物)
密度 5.30 g/cm3, 固体[1]
融点 763 °C (1,405 °F; 1,036 K)[1][2] (分解)
不溶 (無水 IrCl3), 可溶 (水和体)[1]
溶解度 HClおよびアルカンに不溶[1]
磁化率 14.4·10−6 cm3/mol
構造
単斜晶系, mS16
C12/m1, No. 12
熱化学
標準生成熱 fH298)
−257 kJ/mol
危険性
GHS表示:[3]
急性毒性(低毒性)水生環境への有害性
Warning
H302, H411
引火点 不燃性
関連する物質
その他の
陽イオン
塩化ロジウム(III)
関連物質 塩化白金(II)
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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塩化イリジウム(III)は、化学式 IrCl3 をもつ無機化合物である。無水物は比較的まれだが、関連する水和物ははるかに一般的に見られる。無水塩には 2 種の多形 (α と β) があり、それぞれ褐色および赤色である。より一般的なのは吸湿性の暗緑色三水和物 IrCl3(H2O)3 であり、イリジウム化学における代表的な出発物質である。[4]

イリジウムは他の白金族金属から、結晶性のヘキサクロロイリジウム酸アンモニウム (NH4)2[IrCl6] として分離され、水素気流中で還元して金属イリジウムにできる。こうして得られるスポンジ状 Ir は 650 °C で塩素と反応し、塩化イリジウム(III) を与える。[5]

水和三塩化イリジウムは、水和酸化イリジウム(III)塩酸とともに加熱して得られる。[6]

構造

関連するロジウム化合物と同様に、IrCl3塩化アルミニウムで見られる構造をとる。[6] これは単斜晶系の α 多形である。[7] 菱面体晶系の β 多形も存在する。両多形は本質的に同じ陰イオン格子をもつが、イリジウムイオンが占有する八面体間隙が異なる。[8] α 多形は約 650 °C に加熱すると β 多形へ転移する。[4]

α-IrCl3
β-IrCl3
塩化イリジウム(III)各形の構造
塩化イリジウム(III) 2 多形の結晶学データ
Compound α-IrCl3[7] β-IrCl3[8]
Crystal Structure 単斜晶系 斜方晶系
Space Group C2/m Fddd
Lattice constant a (Å) 5.99 6.95
Lattice constant b (Å) 10.37 9.81
Lattice constant c (Å) 5.99 20.82
β 109.4°
Calculated density (g/cm3) 5.33 5.34

三水和物の構造は、まだ解明されていない。

反応と用途

安全性

参照

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