塩化オキサリル
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塩化オキサリル(えんかオキサリル, oxalyl chloride)は構造式 (COCl)2で表される化合物である。シュウ酸の2つのカルボン酸がカルボン酸塩化物となった構造を持つ、無色の液体である。有機合成化学においてよく用いられる[4]。シュウ酸を五塩化リンで処理すると得られる[5]。
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| 物質名 | |||
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別名
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| 識別情報 | |||
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.001.092 | ||
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| RTECS number |
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| UNII | |||
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |||
| C 2O 2Cl 2 | |||
| モル質量 | 126.92 g·mol−1 | ||
| 外観 | 無色の液体 | ||
| 匂い | ホスゲンのような[2] | ||
| 密度 | 1.4785 g/mL | ||
| 融点 | -16℃ | ||
| 沸点 | 63 ~ 64℃ at 1.017 bar | ||
| 水と反応する | |||
| 屈折率 (nD) | 1.429 | ||
| 危険性 | |||
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |||
主な危険性 |
毒性、腐食性、催涙性[3] | ||
| GHS表示: | |||
| Danger[3] | |||
| H314, H331[3] | |||
| P261, P280, P305+P351+P338, P310[3] | |||
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |||
| 安全データシート (SDS) | External MSDS | ||
| 関連する物質 | |||
| 関連するカルボン酸塩化物 |
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| 関連物質 | |||
有機化学への応用
酸塩化物の合成
有機合成化学では、カルボン酸を対応する酸塩化物へと変換する際によく用いられる。塩化チオニルと同様、塩酸などの揮発性の副生成物が発生する。
塩化オキサリルは比較的マイルドで、より選択性のある試薬だと考えられている。触媒量のジメチルホルムアミドを添加することが多い。
芳香族化合物のアシル化
塩化アルミニウムの存在下で芳香族化合物と反応し、対応する酸塩化物を発生させる。この反応はフリーデル・クラフツ反応として知られている[6][7]。続く加水分解により、対応するカルボン酸が生成する。
ジエステルの合成
他の酸塩化物と同様、アルコールと反応するとエステルが生成する。
この反応はピリジンのような塩基の存在下で行われることが多い。なおフェノールと反応するとフェニルオキサリルエステルを生成するが、この反応はサイリュームに応用されている。
アルコールの酸化
塩化オキサリルとジメチルスルホキシド、トリエチルアミンを組み合わせると、アルコールを対応するアルデヒドやケトンへと酸化できる。この反応はスワーン酸化として知られている。
危険性
水と激しく反応し、塩化水素を発生する。




