塩化ガドリニウム(III)
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| 物質名 | |||
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塩化ガドリニウム(III) | |||
別名 三塩化ガドリニウム | |||
| 識別情報 | |||
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3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |||
| ChEMBL | |||
| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.030.338 | ||
PubChem CID |
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| UNII | |||
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |||
| GdCl3 | |||
| モル質量 | 263.61 g/mol | ||
| 外観 | 白色結晶 吸湿性 | ||
| 密度 | 4.52 g/cm3 | ||
| 融点 | 609 °C (1,128 °F; 882 K) | ||
| 沸点 | 1,580 °C (2,880 °F; 1,850 K) | ||
| 94.65 g/100 mL, 25 °C[1] | |||
| 磁化率 | +27,930·10−6 cm3/mol | ||
| 構造 | |||
| 六方晶, hP8 | |||
| P63/m, No. 176 | |||
| 関連する物質 | |||
| その他の 陰イオン |
フッ化ガドリニウム(III) 臭化ガドリニウム(III) 酸化ガドリニウム(III) | ||
| その他の 陽イオン |
塩化ユウロピウム(III) 塩化テルビウム(III) | ||
塩化ガドリニウム(III)(三塩化ガドリニウムとも)は、GdCl3で表される塩である。無色で吸湿性があり、水に可溶である。六水和物GdCl3·6H2Oがよく見られ、これもしばしば三塩化ガドリニウムと呼ばれる。Gd3+種は、既知の元素の範囲では不対電子スピン数が最大になりうるイオンであるため、特に注目される。価電子が7個で利用可能なf軌道が7つあるので、7個すべての電子が不対であり、金属の周りに対称に配置される。強い磁性と高い対称性により、Gd3+はNMR分光法やMRIにおいて有用な成分となる。
GdCl3は通常「塩化アンモニウム法」で調製され、まず(NH4)2[GdCl5]を合成する。この物質は、一般的な出発物質から反応温度230 °Cで酸化ガドリニウム(III)を用いて調製できる。[2]
- 10 NH4Cl + Gd2O3 → 2 (NH4)2[GdCl5] + 6 NH3 + 3 H2O
水和した塩化ガドリニウムから:
- 4 NH4Cl + 2 GdCl3·6H2O → 2 (NH4)2[GdCl5] + 12 H2O
ガドリニウム金属から:
- 10 NH4Cl + 2 Gd → 2 (NH4)2[GdCl5] + 6 NH3 + 3 H2
第2段階では、五塩化物を300 °Cで分解する:
- (NH4)2[GdCl5] → GdCl3 + 2 NH4Cl
この熱分解反応はNH4[Gd2Cl7]を中間体として進行する。
塩化アンモニウム法は、他の方法より一般的で安価である。一方で、GdCl3は600 °Cで固体Gdを流通するHCl中で反応させても合成できる。[3]
- Gd + 3 HCl → GdCl3 + 3/2 H2
塩化ガドリニウム(III)は六水和物GdCl3·6H2Oも形成する。六水和物は、酸化ガドリニウム(III)(または塩化物)を濃塩酸に溶かし、その後に蒸発させて調製する。[4]


