塩素の同位体
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環境中には放射性同位体36Clが痕跡量存在し、その存在比は安定同位体に対して7×10-13程度である。36Clは、36Arと宇宙線中の陽子との衝突による破砕で生じる。地表では、36Clは35Clの中性子捕獲か40Caのミュー粒子捕獲によって生じる。36Clは、30万8000年の半減期で36Sか36Arに崩壊する。親水性で不活性な同位体であるため、6万年から100万年程度の放射年代測定に適している。さらに、1952年から1958年に行われた大気中核実験によって、海水から大量の36Clが生成された。大気中の36Clの残留時間は約1週間である。そのため、ここ50年の地下水の年代を知ることができる。36Clは他にも、地質学、気象学等の分野で利用されている。