塩類集積

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塩類集積が生じ白くなった農地の空撮(アメリカ カリフォルニア州)
塩類集積が生じた農地の土を掬う農民(アメリカ アリゾナ州)

塩類集積(えんるいしゅうせき)とは、耕作地の土壌表層に類が集積すること。土壌の塩類集積が進み、濃度障害により収穫量が低下、もしくは収穫できなくなる現象を塩害という。主に干拓地や乾燥地における開拓による、灌漑(かんがい)や水利用の変化が原因となる。深刻化した場合、地表面の所々に白い塩類の結晶が視認できるようになり、やがて植生に乏しい土漠となる。

カザフスタン中華人民共和国北東部、タイの一部など過剰な開拓や灌漑が行われたところに見られる。古くはメソポタミア文明などでも発生し、それが文明を衰退に導いたと言われている。

雨水の流入の少ない施設栽培においても発生することがある。

メカニズム

塩類集積が発生しやすい地域の特徴は、降水量が少ない平坦地で土壌が泥質土であることが多い[1]。塩分が十分な水で流される土地では、塩類集積は起こりにくい[2]。塩類集積は工学的、自然科学的、営農的、組織的な要因から引き起こされ、かつ地域性も関わることから、発生の機構は複雑である[1]

一般的なものは灌漑用水に微量に含まれる塩分の蓄積や、毛細管現象による地層中の塩類の上昇によるものである。乾燥地では、用水路などを作って近くの川や湖から水を引いたり、地下水をくみ上げたりして畑に水を撒く[2]。川や湖、地下水には様々な種類の塩類が溶けており、水が蒸発すると水中に溶けていた塩類が地表に残る[2]。これを繰り返すと、地面には大量の塩がたまり、大きな塩害を引き起こす[2]

世界の灌漑農地の約24%において、塩類集積を原因とする収量低下が起きたという報告もある[1]

対策・予防

出典

関連項目

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