硫酸カルシウム

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硫酸カルシウム
Calcium sulfate hemihydrate powder
Calcium sulfate hemihydrate powder
硫酸カルシウム半水和物
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.029.000 ウィキデータを編集
EC番号
  • 231-900-3
E番号 E516 (pH調整剤、固化防止剤)
Gmelin参照 7487
KEGG
RTECS number
  • WS6920000
  • (二水和物): MG2360000
UNII
性質
CaSO4
モル質量 136.141 g/mol (無水物)
145.149 g/mol (半水和物)
172.171 g/mol (二水和物)
外観 白色の固体
匂い 無臭
密度 2.96 g/cm3 (無水物)
2.32 g/cm3 (二水和物)
融点 1,460 °C (2,660 °F; 1,730 K) (無水物)
二水和物
2.63 g/L (25 °C)[1]
溶解度平衡 Ksp 4.93 × 10−5 mol2L−2 (無水物)
3.14 × 10−5 (二水和物)
[2]
グリセロールへの溶解度 わずかに溶ける (二水和物)
酸解離定数 pKa 10.4 (無水物)
7.3 (二水和物)
磁化率 −49.7·10−6 cm3/mol
構造
直方晶系
熱化学
標準モルエントロピー S 107 J·mol−1·K−1 [3]
標準生成熱 fH298)
−1433 kJ/mol[3]
危険性
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
1
0
0
引火点 不燃性
NIOSH(米国の健康曝露限度):
TWA 15 mg/m3 (total) TWA 5 mg/m3 (resp) [無水物のみ][4]
TWA 10 mg/m3 (total) TWA 5 mg/m3 (resp) [無水物のみ][4]
N.D.[4]
安全データシート (SDS) ICSC 1589
関連する物質
その他の
陽イオン
硫酸マグネシウム;硫酸ストロンチウム;硫酸バリウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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硫酸カルシウム(りゅうさんカルシウム、: calcium sulfate)は、化学式 CaSO4 で表されるカルシウム硫酸塩であり、固体カルシウムイオン硫酸イオンからなるイオン結晶である。石膏の主成分でもある。

固体には無水物の他、0.5水和物CaSO4·1/2H2Oおよび2水和物CaSO4·2H2Oが存在し、それぞれ天然鉱物も存在し無水物は硬石膏、0.5水和物はバサニ石、2水和物は石膏である。

炭酸水素カルシウムが一時硬水の成分であるのに対し、硫酸カルシウムを含有する天然水は加熱しても沈殿除去されないため永久硬水と呼ばれる。製塩の際、海水を濃縮すると初めに溶解度の小さい炭酸カルシウムおよび硫酸カルシウムなどが析出する。

硫酸カルシウムの主な供給源は、天然に存在する石膏、硬石膏で、これらは世界中の多くの場所で蒸発岩として産する。露天掘り坑内採鉱によって得られる。天然石膏の世界生産は年間約1億2,700万トンである[5]

それ以外に、以下の様々な工業プロセスの副産物として生産される。

  • 化石燃料などを燃やした際に出る煙や、温泉水・鉱業廃水などの硫酸溶液を脱硫する際に、石灰と反応させる際に産出される。
  • 燐灰石に硫酸を加えリン酸を作る際の副産物として産出される。
  • フッ化カルシウムフッ化水素を作る際の副産物として産出される。
  • 亜鉛の精製において、硫酸亜鉛の溶液を石灰で処理してバリウムのような重金属と共沈させる。
  • 建設現場で出るスクラップの石膏ボードは再利用可能である。

ただし、これらの工程で出る石膏では原材料の放射性物質を濃縮することになる。燐灰石鉱石はウランとその崩壊生成物(ラジウム226、鉛210、ポロニウム210など)を含んでいるため、この問題はリン酸副産物に特に当てはまる。

合成

カルシウム塩の水溶液に、希硫酸または硫酸塩水溶液を加えると、徐々に結晶性沈殿が析出する。66 °C以下では2水和物、以上では無水物が析出する[6]

また硫酸と水酸化カルシウム中和して生成するでもある。

性質

参考文献

外部リンク

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