実録阿部定
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阿部定は、中野・新井の料理屋「吉田屋」の女中として働いていた時の主人、石田吉蔵と、荒川の尾久の待合「満左喜」で情事に耽っていた。行為は芸者の前でも、女中の前でも構わず続けられた。定は包丁で自らの腕を傷つけて吉蔵になめさせたり、首を絞めあったりと危険な行為を繰り返していた。 お金の無くなった定は、恩師である大宮先生を訪ねて春を売り、お金を貰う。 ラジオからは二・二六事件の放送が流れる。 首を絞められた体調を崩した吉蔵は一度、家に戻ると言い、嫉妬した定は吉蔵が寝ている間に首を絞めて殺す。 定は、過去に様々な地方を、職業を転々としたことを思い出す。 定は吉蔵の死体の局部を包丁で切り取り、「満左喜」を後にし、再び大宮先生を訪ねて体を預ける。 地方を逃亡する定だが、やがて猟奇事件は世間の話題となり、覚悟を決める定。通報により定の隠れ場所に警察がやってくるのであった。