対聯
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概要
「対聯」という言葉は本来は対句と同義であったが、現在は対句のそれぞれを別々に紙に書いて貼ったものをいう。恒常的な対聯は貼るのではなく刻んであることもある。
対聯が貼られる典型的な場所は正門の両脇である。中国の伝統的な門には、入口の手前の両脇に楹柱(えいちゅう)という柱が立っているが、そこに貼るために楹聯(えいれん)とも呼ばれる[1]。入口以外の、室内などに貼られることもある。
句の前半部を前聯、後半部を後聯という。また対句だけでなく、上にも短い文句を書くことが多い(横批などと呼ばれる)。
慶事にはめでたい文句を赤い紙に書くことが多いが、弔事に使う挽聯では赤い紙は使わない。
対聯は近体詩の対句が独立したものであり、字数は近体詩のような制約を受けないものの、詩におけるよりもさらに厳密な対句をなし[2]、伝統的には平仄も対になっていなければならない。押韻する必要はない。
対聯の原型は鬼や邪を除けるために玄関にかけていた桃符だと言われている。山海経に記された神話に、神荼と郁塁の二柱がよく桃の木の下で鬼たちを検閲したので、鬼は桃をみると怖がるようになった、という話がある。ここから派生したものの一つに桃符がある。[3]