屈性 From Wikipedia, the free encyclopedia 屈性(くっせい、英語: tropism)は、生物が外部刺激に応じて成長運動や旋回運動を示す生物学的現象である。普通は植物についていう[1]。傾性とは異なり、屈性は刺激の方向に依存する反応である。英語名はギリシア語の「曲がること、変化すること」(英: trope)に由来する。 真菌類のヒゲカビ。屈光性を示す。 分類 応じる刺激によって屈性を分類する。 化学屈性 : 化学物質 重力屈性、重力向性 : 重力[注釈 1] 横地性(側面重力屈性)の例に側枝(アスパラガス Asparagus plumosus)、葉(エゾヘビイチゴ、ニオイスミレ)、根茎(ミズタマソウ、ゴリンバナ)がある[1]。 水分屈性 : 湿気、水 向日性 : 太陽光 光屈性 : 光 1880年にダーウィン親子によりイネ科植物の光屈性に関する発表が出されて以来[要出典]、多く[誰?]の研究がされ、植物ホルモンであるオーキシンが中心的な役割を果たすと考えられている[注釈 2]。 温度屈性 : 温度 接触屈性 : 接触 感染の指向性 ウイルスや病原体では宿主指向性 (host tropism) や細胞指向性 (cell tropism) という感染傾向がある。ここでは特定の宿主種や細胞型に対して選択的に展開し標的を絞る傾向という意味で〈指向性〉を用いる[要出典]。 脚注 [脚注の使い方]注釈 [1]因子としてオーキシンのほかにアブシシン酸がある[1]。 [2]イネ科植物の子葉鞘は側光刺激を受けオーキシンを生産する。先端で作ったものを下方へ運ぶうちに光の当たらない側に多く分布し、バランスが崩れると成長のひずみが生じて屈曲する[1]。 出典 [1]勝見 1994, コトバンク. 参考文献 本文の典拠、主な執筆者の50音順。勝見充行、コトバンク「屈性」『日本大百科全書(ニッポニカ)』 第7巻(きよえ-くん)(第2版)、小学館、1994年。https://kotobank.jp/word/屈性-55559。2022年1月29日閲覧。 『コトバンク』は毎月更新。 関連項目 50音順アブシシン酸 オーキシン 走性 Rapid plant movement(英語) クリノスタット(英語版) ‐ 19世紀以降、重力屈性や低重力環境の実験のためにサンプル植物を回転させて微小重力環境を作るために制作された。 関連資料 本文に使わなかった資料。発行年順。増田芳雄『植物生理学』培風館、1988年。 菅洋(編)『宇宙植物学の課題―植物の重力反応』学会出版センター、1990年。 『根の事典』根の事典編集委員会(編)、朝倉書店、1998年。2016年増補改訂。 横田明穂(編)、奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科植物系全教員『植物分子生理学入門』学会出版センター、1999年。 森田茂紀『根の発育学』東京大学出版会、2000年。 山村庄亮、長谷川宏司(編著)『動く植物――その謎解き』大学教育出版、2002年。 日本植物学会(編)『植物学の百科事典』丸善出版、2016年。この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。表示編集 Related Articles