川口弘

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川口 弘(かわぐち ひろし、1914年5月3日 - 1998年7月11日)は、日本の経済学者中央大学名誉教授。中央大学元学長[1]。専門はケインズ経済学金融論

  • 1914年5月3日 - インド・カルカッタ(現コルカタ)生まれ
  • 1934年4月- 巣鴨高等商業学校(現在の千葉商科大学)入学
  • 1941年12月 - 中央大学商学部卒業
  • 1946年4月 - 中央大学経済学部非常勤講師
  • 1950年4月 - 立正大学経済学部助教授
  • 1954年4月 - 立正大学経済学部教授
  • 1961年4月 - 中央大学経済学部教授
  • 1962年3月 - 東京大学より経済学博士の学位を取得(著書「ケインズ経済学研究」)
  • 1968年 - 理論・計量経済学会理事
  • 1968年12月 - 中央大学学長事務取扱
  • 1981年11月 - 中央大学学長
  • 1985年3月 - 中央大学定年退職
  • 1998年7月11日 - 急性気管支炎のため、京都にて死去

学説

ケインズ経済学とりわけ「一般理論」の解釈において評価が高い。当時有力なコンメンタールだった伊東光晴宮崎義一著「コンメンタール一般理論」にも一般理論解釈を巡って批判を行った。(中央大学経済学会 経済学論纂 川口弘教授古希記念論文集参照)また、日本経済評論社から刊行されているポストケインジアン叢書第1期にも深く関与しており、自身も訳出していると同時に所属していた中央大学経済学部、商学部の教員が中心となって作業がなされた。

学説的にみてイギリス・ケインジアンに近い。

「ケインズ一般理論の基礎」を刊行する際に出版社(有斐閣)から「ケインズ経済学研究」を復刊の依頼があったが、それを断って「ケインズ一般理論の基礎」を刊行するなど、過去の自分の著作にこだわらない柔軟性がある[2]

代表的な著書である「ケインズ経済学研究」は早坂忠根岸隆福岡正夫からの評価が高い[3]。なお、「ケインズ経済学研究」は日本銀行内の勉強会にて作成したレジュメからまとめて本にしたものである。

「ケインズ経済学研究」「ケインズ一般理論の基礎」においてIS-LM曲線をSI-ML曲線と意図的かどうかはわからないが表記している。

ケインズ経済学が専門だが、マルクス経済学にも理解を示していた[4]

死後復刊された「ケインズ経済学研究」は遺族の了解のもと刊行されている。

川口試案

主な著書

脚注

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