江戸時代の本『唐詩選唐音』(1777年刊)より。唐音による発音をカナで表記してある
煬帝の拓いた大運河を旅する途中、蘇州郊外での旅愁をうたった「楓橋夜泊」は優れた漢詩として知られる。
月落烏啼霜満天、
月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)いて霜(しも)天(てん)に満(み)つ
江楓漁火対愁眠。
江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す
姑蘇城外寒山寺、
姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)
夜半鐘聲到客船。
夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る
詩集に『張祠部詩集』1巻があり、47首の詩が収載されている。
寒山寺の鐘楼