主要な著書である『ワーキングプア原論』では、1990年代以降のワーキングプアの大量出現の実体とその原因である日本型雇用の崩壊、日本の社会保障制度の脆弱性について指摘している。現代の若者の失業を若者の資質とする「ニート・フリーター論」に異議を唱え、多くの若者の貧困の原因は日本型雇用の崩壊にあるとし、企業横断的労働市場の整備とそれに見合った社会保障制度の必要性を説く[1]。
各種の座談会・検討会・あるいは講演などにおいて日本型雇用の崩壊に象徴される社会構造の変化と、それに伴う高失業・非正規雇用の増加・ワーキングプアの大量出現の現状を分析し、それへの対応として新たな福祉国家構想を呼びかける[13][14][15][16]。
1990年代までの後藤はマルクスとエンゲルスを研究し、現代社会にあわせてマルクス主義の修正を試みる。また、日本社会の特殊な社会構造を理解するための理論を考える[17]。後藤は帝国主義の概念を現代社会に適用して「現代帝国主義の新たな段階」が生成しているとしている[18]。