忠清方言

From Wikipedia, the free encyclopedia

朝鮮時代後期の忠清道の範囲

忠清方言충청 방언、忠淸方言、ちゅうせいほうげん)または忠清道方言충청도 방언、忠淸道方言、ちゅうせいどうほうげん)、湖西方言호서 방언、こせいほうげん)は、朝鮮半島の中南部地域で使われる朝鮮語の方言で、中部方言の下位方言である。使用地域は忠清道地域(忠清南道忠清北道大田広域市世宗特別自治市)と忠清道に接する京畿道南部の一部地域(平沢市)である。

忠清方言は話す速度が遅く、話者の行動にも余裕があるとされ、韓国語の方言の中で最も耳に優しい方言として知られている。その遅さを揶揄した笑い話に「아부지 돌 굴러가유」(お父さん、石が転がってきます)がある[1]

方言研究が不十分だった時代には、京畿道方言と忠清道方言を分けることに懐疑的な見方が多かった。しかし、その後研究が進むにつれ、忠清道方言でしか見られない独自の表現があり、発音において一定の違いがあると確認され、現在は異なる方言に分類されている。さらに最近は、忠清方言が中部方言の下位方言ではなく、全羅方言慶尚方言のように独自の方言圏に分類される見方が優勢になった。

忠清道方言は大きく分けて、京畿道方言に似る忠北方言と、全羅道方言に似る忠南方言とに区分できる。しかし、忠清道は済州島を除く韓国本土の全ての「」(京畿道江原道全羅道慶尚道)と接する唯一の地域であり、南部と北部、また西部と東部で方言が異なる。

忠清道の人々のゆったりした気質や方言は、両班と結びつけられることがある。朝鮮時代の両班の特徴の一つが、いかなる状況でも余裕を持って大人しいということだが、これは忠清道の人々の気質と同じとされ、気前のいい人のことを「忠清道両班」と呼んだりする。実際に1910年の資料によると、忠清南道は全世帯の10%程度が両班で、忠清北道は4.5%、慶尚北道は3.8%、ソウルは2.1%、江原道は1.1%の順だった。

方言区分

特徴

脚注

Related Articles

Wikiwand AI