怖い絵

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怖い絵』(こわいえ)は、作家中野京子による日本の美術書のシリーズ。

本項では、関連する美術展である「怖い絵」展(こわいえてん)についても記述する。

2007年にシリーズ第1作が朝日出版社より刊行され、〈恐怖〉という切り口で、時代背景やモチーフの他、秘められたエピソードなどの知識に触れながら西洋の名画を読み解いた美術解説書、美術エッセイとして大きな反響を呼び、続々とシリーズ化、文庫化されている[1][2][3][4][5]。著者の中野は、「絵画、とりわけ19世紀以前の絵は、神話聖書、歴史、時代特有の常識などを知って初めて面白く感じられるものが多い」と述べている[6]

シリーズ一覧

タイトル単行本文庫本
怖い絵2007年7月 朝日出版社
ISBN 978-4-255-00399-3
2013年7月 角川文庫
ISBN 978-4-04-100912-3
怖い絵 2
【文庫改題】怖い絵 泣く女篇
2008年4月 朝日出版社
ISBN 978-4-255-00427-3
2011年7月 角川文庫
ISBN 978-4-04-394002-8
怖い絵 3
【文庫改題】怖い絵 死と乙女篇
2009年6月 朝日出版社
ISBN 978-4-255-00480-8
2012年8月 角川文庫
ISBN 978-4-04-100439-5
新 怖い絵2016年7月 KADOKAWA
ISBN 978-4-04-104642-5
2020年3月 角川文庫
ISBN 978-4-04-108980-4
怖い絵のひみつ。
「怖い絵」スペシャルブック
2017年7月 KADOKAWA
ISBN 978-4-04-105388-1
もっと知りたい「怖い絵」展
【文庫改題】展覧会の「怖い絵」
2019年11月 KADOKAWA
ISBN 978-4-04-108751-0
2022年2月 角川文庫
ISBN 978-4-04-111893-1

「怖い絵」展

「怖い絵」展は、第1作が刊行されてから10周年を迎えたことを記念して2017年に開催された美術展である。本シリーズで取り上げられた作品を中心に、「恐怖」を主題とする約80点の油彩画や版画が展示された[1][7]。中野京子が特別監修を務め[1]、女優の吉田羊がナビゲーターと音声ガイドを務めた[8]。2017年7月22日から9月18日まで兵庫県立美術館で、同年10月7日から12月17日まで上野の森美術館で開催され、兵庫展は27万1689人、東京展は41万4006人の来場者があった[9][10]。小説家の宮部みゆきは、「怖いというコンセプトだけで幅広い作風の絵を集めているので、展覧会を4つか5つ分まとめて見たくらいの内容の濃さがある」と評している[11]

舞台「怖い絵」

脚注

外部リンク

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