押し上げ

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押し上げ(おしあげ、obduction)は、地質学的過程の一つであり、より高密度の海洋地殻(および上部マントル)が収束型境界において沈み込む海洋プレートから剥ぎ取られ、隣接するプレートの上に乗り上げる現象である[1][2]。 海洋プレートと大陸プレートが収束するとき、通常は高密度の海洋地殻が沈み込みによって大陸地殻の下に沈み込む[3]。 押し上げは比較的稀な現象であり、通常は造山帯でのプレート衝突(沈み込む海洋プレートの一部が大陸プレート上に付加する場合)[4]背弧海盆(プレート衝突の応力により大陸縁辺部が大陸本体から引き離される地域)で起こる[5]

押し上げによって海洋リソスフェアが付加されると、特徴的な岩石集合であるオフィオライトが形成される。この集合には深海性の堆積岩(チャート石灰岩砕屑岩)、火成岩(枕状溶岩火山ガラス火山灰など)およびかんらん岩(マントル岩)が含まれる[6]。 ジョン・マクフィーは押し上げによるオフィオライト形成を「海洋地殻が海溝に滑り込み、大陸の下に潜り込むと、その地殻の一部、すなわちオフィオライトが上部から削ぎ取られ、大陸の縁に乗る」と表現している[7]

押し上げは、沈み込み帯に捕らえられた大陸地殻の断片が存在する場合に発生し、マントル由来の苦鉄質岩超苦鉄質岩が大陸地殻の上に乗り上げることになる。また、2つの大きなプレートの間に小さなテクトニックプレートが挟まれた際にも発生しやすく、その際、島弧や海洋地殻が新たな地形として大陸に接合されることがある。2つの大陸プレートが衝突する際、両者の間に存在する海洋地殻の押し上げが造山運動の一部となることもある[要出典]

沈み込み帯での楔状押し上げ

事例

脚注

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