クラプレート

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約6400万〜7400万年前のプレート分布(黒は現在の陸地範囲)

クラプレート(Kula plate)は、アリューシャン列島ニア諸島南方、北太平洋の下にあった海洋プレートである。このプレートはアリューシャン海溝において北アメリカプレートの下に沈み込み太平洋プレートに吸収された。

「クラ」という名前は、トリンギット語で「すべてなくなった」という意味に由来する[1]。名前が示す通り、クラプレートは約4800万年前に完全に沈み込み、現在ではベーリング海の下のマントル内にスラブとして残っているのみである[2]

また、クラプレートから分離して沈み込んだとされる「リザレクションプレート」の存在を示す証拠もある[3][4]

クラプレートは、白亜紀後期太平洋岸北西部北アメリカ下へと沈み込み始めた。現在の太平洋プレートと同様、北ワシントン州からユーコン準州南西部にかけて広がる火山弧コーストレンジ火山弧」を支えていた。

この地域では、北のクラプレート、西の太平洋プレート、東のファラロンプレートの三つのプレート境界が交差する三重点が存在していた。クラプレートは比較的急な角度で北アメリカプレート下に沈み込んでいたため、カナディアン・ロッキー山脈は主に堆積岩衝上シートから構成されており、大陸の隆起への寄与は少ない。一方、アメリカ側のロッキー山脈は、ファラロンプレートの浅い沈み込みにより顕著な大陸性隆起が特徴となっている。

約5500万年前、クラプレートはさらに北向きの運動を始めた。このプレート上にあった火山岩堆積岩からなる「パシフィック・リム地塊」は、沈み込み時に大陸斜面に削り取られて付加し、現在のバンクーバー島を形成した。

約4000万年前には、クラプレートによる圧縮力が消失した。クラプレートの存在は、太平洋プレートに見られる地磁気異常の交互パターンが西向きに曲がっていることから推定された。

関連項目

脚注

外部リンク

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