クラプレート
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クラプレートは、白亜紀後期に太平洋岸北西部の北アメリカ下へと沈み込み始めた。現在の太平洋プレートと同様、北ワシントン州からユーコン準州南西部にかけて広がる火山弧「コーストレンジ火山弧」を支えていた。
この地域では、北のクラプレート、西の太平洋プレート、東のファラロンプレートの三つのプレート境界が交差する三重点が存在していた。クラプレートは比較的急な角度で北アメリカプレート下に沈み込んでいたため、カナディアン・ロッキー山脈は主に堆積岩の衝上シートから構成されており、大陸の隆起への寄与は少ない。一方、アメリカ側のロッキー山脈は、ファラロンプレートの浅い沈み込みにより顕著な大陸性隆起が特徴となっている。
約5500万年前、クラプレートはさらに北向きの運動を始めた。このプレート上にあった火山岩や堆積岩からなる「パシフィック・リム地塊」は、沈み込み時に大陸斜面に削り取られて付加し、現在のバンクーバー島を形成した。
約4000万年前には、クラプレートによる圧縮力が消失した。クラプレートの存在は、太平洋プレートに見られる地磁気異常の交互パターンが西向きに曲がっていることから推定された。
