放蕩息子の帰還 (プレーティ)
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| イタリア語: Ritorno del figliol prodigo 英語: The Return of the Prodigal Son | |
| 作者 | マッティア・プレーティ |
|---|---|
| 製作年 | 1656年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 206 cm × 283 cm (81 in × 111 in) |
| 所蔵 | カポディモンテ美術館、ナポリ |
『放蕩息子の帰還』(ほうとうむすこのきかん、伊: Ritorno del figlio prodigo、英: The Return of the Prodigal Son)は、イタリア・バロック期の画家マッティア・プレーティが1656年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。現在、ナポリのカポディモンテ美術館に所蔵されている[1]。

作品は、『新約聖書』中の「ルカによる福音書」にある「放蕩息子のたとえ話」(15章11-32) を主題としている[2]。ある男に2人の息子がいた。兄は堅実な性格であったが、弟はわがままで、父に相続する財産を分けてほしいと頼む。父は、彼が財産を浪費してしまうことを知りつつも財産を渡した。実際に、しばらくして彼は財産を使い果たしてしまい、食べる物にも困るようになる。その後、悔い改めた彼は、雇人にしてもらおうと父の元に帰るが、父は彼を赦す。この物語の父は神を、弟は人を表す。人が心から悔い改めれば、神は赦しを与えるという物語である[2]。
この主題は、プレーティが最も頻繁に取り上げたものの1つである[1]。その中で最大の大きさを持つ本作以外にも、3点の作品があり、それらはすべてプレーティのナポリ時代に制作された。すなわち、制作順にル・マン美術館の作品 (1650年ごろ)、レッジョ・カラブリア絵画館の作品 (1656年ごろ)、そして様式的に最も円熟した[3]ナポリ王宮の作品 (1658年ごろ) である[1]。
本作の画面には、父親の元に戻った放蕩息子が彼の前で跪き、許しを乞う瞬間が描かれている。王宮にある作品に比べ、多くの人物が登場する本作の方がより煽情的で演劇的に見える[1]。