文子
中国古代の道家書籍のひとつ
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作者
構成・内容
影響
注釈
偽書説
上記のように班固がすでに仮託を疑い、唐の柳宗元は「辯文子」を書いて他の書からの剽窃が多く、往々に文義が合わない箇所があるのを問題にした[9]。清の姚際恒『古今偽書考』は柳宗元に賛成し、全部が偽書とは言えないが、おそらく李暹が加えた他書からの内容が混ざっているとする[10]。清末の陶方琦は現行の『文子』のほとんどが『淮南子』からの引用であることを指摘し、『漢書』のいう『文子』とは異なり、魏晋以降の人が『淮南子』を剽窃して作ったものとした[11]。
ところが、1973年に定県八角廊村(現在の河北省定州市南城区街道八角廊村)の前漢の中山懐王劉修の墓から『文子』の竹簡が発見され、その多くが現行本と一致したため、少なくとも魏晋以降の偽書とする説は成りたたなくなり、現在は再検討が行われている[12]。