姚際恒
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受容・評価
著作
著作の大半が散佚している[10]。
- 『九経通論』 - ほぼ散佚。「詩経通論」などが残る[10]。完成に14年の歳月を費やし約170巻に及んだ大著[11]。
- 『庸言録』 - 散佚[10]。『四庫提要』所載[12]。『古今偽書考』は元々本書の付録だった[13]。
- 『古今偽書考』 - 現存。詳細下記。
- 『好古堂書目』 - 現存。収蔵する書籍の目録。刊本ではなく写本によって伝わる[10]。
- 『好古堂書画記』 - 現存。収蔵する書画・金石の目録。顧修撰『読画齋叢書』に収録されて伝わる[14]。
- 呉振棫編『杭郡詩輯』に、詩がいくつか収録されている[14]。
古今偽書考
本書は題名通り、様々な偽書説を論じる。その過程で、先人の偽書説を多く引用・検討している。具体的には、柳宗元『柳河東集』、欧陽脩等『崇文総目』、陳振孫『直斎書録解題』、晁公武『郡斎読書志』、高似孫『子略』、宋濂『諸子辨』、胡応麟『四部正譌』、楊慎『升庵集』、そして同時代人の顧炎武らの偽書説を引用している[15]。
本書の特徴として、『孝経』や『周礼』といった経書の偽書説も躊躇せず扱うこと、諸子百家を中立的に扱うこと等が挙げられる[16]。ただし、真偽の判断が強引な場合もあり、そこは顧頡剛も批判している[17]。
顧頡剛は本書を校訂整理し標点を付した上で、編著『古籍考辨叢刊』に収録して世に広めた[14]。注釈書に黄雲眉『古今偽書考補証』がある。