旅の宿 (よしだたくろうの曲)
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背景
拓郎がライブで初披露したのは、1972年4月22日に日本武道館で行われた「フォーク・オールスター夢の競演 音搦大歌合」[3]。同イベントは日本武道館で行われた初めてのフォーク・コンサートで[3]、出演は拓郎+猫の他、五つの赤い風船、遠藤賢司、岡林信康、加川良、かまやつひろし+井上堯之+ガロ、高田渡+武蔵野タンポポ団、はっぴいえんど、三上寛、山下洋輔トリオ、六文銭[3]。当時拓郎はこの3カ月前にリリースした「結婚しようよ」が大ヒット中で、こうしたジョイントコンサートでは会場に“帰れコール”が鳴り響くのが常で[3]、歌い出しからすぐに「それがどうした!」「だから何なんだ!」などと会場から怒声が発せられ、終始殺伐なステージが展開された[3]。この3カ月後にリリースされたアルバム『元気です。』に内包されたライナーノーツに書かれた拓郎直筆の文章はこれらに対する拓郎のアンサーである[3]。
音楽性
記録
前作「結婚しようよ」がオリコンシングルチャートで3位を記録し、拓郎のシングルとしては唯一オリコンチャート1位を記録したシングルで[注釈 1]、代表曲であると共に、自身最大のシングル・セールスを記録した楽曲である。売上げ70万枚は1978年10月時点のオリコン調べでフォークソングのシングルとして歴代10位[1]。
アルバム『元気です。』にも収録されシングルとともに大ヒットとなったが、こちらに収録されたものはほぼ全編アコースティックギターとハーモニカのみで構成されたアルバムバージョンである。ブルボンから発売された食玩CD『J'sポップスの巨人たち フォーク/ニューミュージック黄金時代編』にも吉田拓郎の代表曲として「結婚しようよ」と共に収録されている。
評価
エピソード
1997年10月25日に放送された『LOVE LOVE あいしてる』に上岡龍太郎がゲスト出演した際、「自分は作詞家を目指していたが、シンガーソングライターがこんな素晴らしい詩を書けるならば自分は作詞家にはなれない」と、この曲を聴いて作詞家を挫折した旨の発言をしているが[7]、先述のとおり「旅の宿」の作詞は拓郎ではなく岡本おさみによるもの。
収録曲
カバー
- 布施明(1972年、アルバム『布施明が選んだベスト12』収録)
- 研ナオコ(1975年、アルバム『愚図』/アルバム『Ago あの頃へラブレター』収録)
- 美空ひばり(1978年、アルバム『美空ひばり/唄はどこへ行った』収録)
- 2009年、アルバム『エンカのチカラ -GOLD 70's-』再収録
- Mi-Ke(1992年、アルバム『忘れじのフォーク 白い2白いサンゴ礁』収録)
- 天童よしみ(2002年、アルバム『歌心名曲選』収録)
- メロン記念日(2003年、アルバム『FOLK SONGS 4』収録)
- 中森明菜(2009年、アルバム『フォーク・ソング2 〜歌姫哀翔歌』収録)
- 都はるみ(2009年、アルバム『名曲カバー傑作撰』収録)
- やもり(2010年、アルバム『あなたと歌おう』収録)
- 神野美伽+後藤次利(2012年、配信アルバム『SPICE UP!』収録)
- 吉幾三(2012年、アルバム『あの頃の青春を詩う』収録)
- 冠二郎(2014年、カバーアルバム『エンカのチカラ プレミアム《青盤》』収録)
- 髙橋真梨子(2015年、カバーアルバム『ClaChic -クラシック-』収録)
- 柏原芳恵(2016年、カバーアルバム『アンコール3』収録)
- 小野リサ(2018年、アルバム『旅 そして ふるさと』収録)
- さだまさし(2021年、カバーアルバム『アオハル49.69』収録[8])