日本とコソボの関係

日本とコソボの二国間関係 From Wikipedia, the free encyclopedia

日本とコソボの関係アルバニア語: Marrëdhëniet mes Japonisë dhe Kosovës英語: Japan–Kosovo relations)は、日本コソボの外交関係である[a]。コソボは2008年2月17日にセルビアからの独立を宣言し、日本は2008年3月18日に独立を承認した[1]日本国外務省によると、日本とコソボは2009年2月25日に外交関係を樹立した[2]

概要 日本, コソボ ...
日本とコソボの関係
JapanとKosovoの位置を示した地図

日本

コソボ
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歴史

日本生まれの緒方貞子国連難民高等弁務官

日本生まれの緒方貞子国連難民高等弁務官1998年11月に公式声明を発表し、コソボ紛争下のコソボ・メトヒヤ自治州に住む民間人が毎日のように暴力と虐待に直面し、推定17万5000人がコソボで国内避難民となっていることを明らかにした。彼女は報告書の中で、コソボ難民や帰国者を保護すること、並びに現地における関連問題の解決を模索することに対して永続的な関与を示した[3]。凄惨な暴力を止めて一日も早くコソボの平和と繁栄を取り戻すために、日本政府は1999年4月に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を含む国際機関や、アルバニアやマケドニア共和国(現在の北マケドニア共和国)など多数のコソボ難民を受け入れている周辺国への支援を宣言した[4]

同紛争にて、コソボ系アルバニア人英語版ベシアナ・ムスリュウ(1998年当時1歳9ヶ月)という女性の家にセルビア軍の砲撃が着弾。ベシアナは大火傷をしたが、父親によって救出された。その後、ベシアナは特定非営利活動法人ADRAの日本支部(ADRA Japan)の援助によって東京衛生アドベンチスト病院にて治療を受けた。2000年から11年の長きにわたり、15回の手術を行ったことで治療に成功[5]。ベシアナは日本とコソボの架け橋の象徴になっている。

コソボは2008年2月17日にセルビアからの独立を宣言し、日本は2008年3月18日に独立を承認した[1]。日本は、アフガニスタントルコ台湾に次いでコソボ共和国を承認したアジアで4番目の国である。

2010年7月16日、東京コソボ大使館が開設された[6]

2018年1月、安倍晋三内閣総理大臣東南欧諸国を歴訪した際に西バルカン協力イニシアティブの立ち上げを提案した。安倍首相はその時コソボを訪問しなかったが、同イニシアティブではコソボ共和国を含む西バルカン諸国に対する二国間支援の強化、地域協力の支援、大使館の新設などを強調している[7]。イニシアティブの一環として、2年後の2020年1月1日、コソボの首都プリシュティナ日本国大使館が開設された[8][9]

2023年10月、日本のコソボへの支援、そして日本とコソボ及び西バルカン諸国の関係促進への故安倍晋三元総理の貢献を記念してプリシュティナにて安倍晋三公園除幕式が行われた。[10]

2025年5月、山梨県甲府市山梨学院大学研究室内に在山梨コソボ共和国名誉領事館を開設。名誉領事として、同大学長代理の秋田辰巳が就任した[11]

2026年、コソボのプリシュティナ大学アルバニア語版にて日本語コースの開設が行われた[12]

要人往来

ハシム・サチ大統領(右)と安倍晋三首相。サチ大統領は4度の訪日経験がある。うち2回は首相として、残り2回は大統領として。

日本からコソボへの要人訪問

コソボから日本への要人訪問

(2000年2月: ベルナール・クシュネル国際連合コソボ暫定行政ミッション特別代表)[13]

スポーツ

柔道は日本発祥の格闘技で、1964年に男子の夏季オリンピック公式競技として、1992年に女子の夏季オリンピック公式競技に組み込まれた[29]コソボ柔道連盟アルバニア語版英語版は、2012年国際柔道連盟ヨーロッパ柔道連盟に加盟した[30]コソボ系アルバニア人英語版の女子柔道家マイリンダ・ケルメンディは、リオデジャネイロ開催の2016年夏季オリンピックでコソボ初の金メダルを獲得するという形で大成功と勝利を収めた[31]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により2021年に開催された東京2020オリンピック競技大会柔道競技女子48kg級で、コソボ系アルバニア人英語版の柔道家ディストリア・クラスニキが金メダルを獲得した。これはコソボにとって東京2020大会における初の金メダル、オリンピック全体では2個目の金メダルである[32]

外交使節

駐コソボ日本大使

駐日コソボ大使

  1. サミ・ウケリ(2010~2012年、信任状捧呈は3月23日[33]
  2. アフメト・シャラアルバニア語版英語版(2012~2014年、信任状捧呈は11月27日[34]
    • (臨時代理大使)ルディナ・ブコシ(2014~2016年)
  3. レオン・マラゾーグ(2016~2020年、信任状捧呈は9月7日[35]
    • (臨時代理大使)エニス・ジェマイリ(2020~2021年)
    • (臨時代理大使)アルバー・メフメティ(2021~2022年)
  4. サブリ・キチマリ(2022年~、信任状捧呈は3月7日[36]

脚注

関連項目

外部リンク

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