昆虫ゼリー
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従来、カブトムシやクワガタムシ等、樹液食性昆虫の飼育には、リンゴ、バナナ、スイカ、メロン等の果実が飼料として用いられてきた。これらの果実の、夏期に常温で給餌することによる腐敗の進行の早さや、スイカ・メロンにおける全体の栄養素に対する水分量の多さを解決し、かつプラスチックのカップに封入することで飛び散りの防止、保存性、交換の容易さをはかったものが昆虫ゼリーである。「カブトムシにスイカを与えると早死にする」という説がある一方、林長閑(東洋大学元講師)は、カブトムシにスイカを与えても直ちに早死することはないが、スイカは自然界でカブトムシが好むクヌギなどの樹液に比べて糖度が低いため、スイカを与えるとカブトムシが糖分を得ようと必要以上に水分を摂取してしまうことや、スイカは飼育容器内で放置すると腐敗しやすく、不衛生な環境になりやすいため、スイカばかりを与えていると早死する危険性が高まることを指摘している[2]。
天然樹液を分解して製造されたゼリーや、タンパク質・ビタミンなどの栄養素を強化配合したものなど、さまざまな種類のゼリーが市販されている[3]。特にたんぱく質の含有率が高いゼリーは、メスの産卵数を増やし、産卵後の体力回復にも効果があると言われている[1]。