暗棋
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盤
暗棋専用の盤は存在しないが、シャンチーの盤の半分を使って遊ぶのが普通である(通常は河の片側だけを使用する)。
駒
暗棋はシャンチーの駒を使用する。駒を裏返したときに、駒の裏から何の駒であるかがわからないようにしなければならない。裏側に国際化した絵が描いてある駒は使えない。各競技者は、7種16枚の駒を動かす。普通の駒では、片方の競技者の駒が赤く、もう一方の競技者の駒が黒い。文字はここに書かれているものと異なる場合がある。詳細はシャンチーを参照。
| 駒の名前 | 駒の数 | 注 |
|---|---|---|
| 帥(シュワイ)・将(ジャン) | × 1 |
最高位。兵以外のすべての駒を取ることができる。 |
| 仕・士(シー) | × 2 |
台湾ルールでは2番目に強い。 |
| 相・象(シャン) | × 2 |
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| 俥・車(チュー) | × 2 |
香港ルールでは2番目に強い。 |
| 傌・馬(マー) | × 2 |
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| 兵(ピン)・卒(ツー) | × 5 |
最低位だが、帥(将)を取ることができる。 |
| 炮・砲(パオ) | × 2 |
台湾ルールでは特別な能力を持つ。 |
ゲームのルール
指し方
3種類の手がある。競技者は駒を表返すか、駒を動かすか、敵の駒を取ることができる。1回に複数の駒を取れる変種も存在する。
駒を表返す
裏返った駒がある場合、それをめくることができる。めくってみるまでは、その駒が自分の駒か敵の駒かはわからない。表になった駒は動かしたり、ほかの駒を取ったり、取られたりすることができる。裏返った駒を取ることのできる変種も存在する。
駒の移動
競技者は、自分の色の、表になった駒だけを動かすことができる。
シャンチーと異なり、すべての駒で動きは同じである。駒は縦横に1マスずつ動かすことができる。駒の進路に別な駒がすでにいる場合、その駒を取ることができる場合をのぞいて、そこに移動することはできない。
すべての駒は、動くときと取るときで同じ動きをする(台湾ルールでの炮を除く)。
敵の駒を取る
競技者は、表になった自分の色の駒で、表になった敵の色の駒を取ることができる。取った駒は盤上から除いて、取られた駒がもといた場所には取った駒が置かれる。
駒には強さの順位があり、帥(将)がもっとも強く、兵(卒)がもっとも弱い。1つの例外をのぞいて、強い駒で弱い駒を取ることはできるが、逆はできない。たとえば、車は馬を取れ、将は車も馬も取れるが、馬で車を取ったり、馬や車で将を取ったりすることはできない。唯一の例外は帥(将)と兵(卒)の場合で、将は卒を取れず、卒は将を取ることができる。この逆転は軍人将棋に似ている。自分と同じ順位の駒は取ることができる。
香港ルールの駒の順位は以下のとおりである: 将、車、馬、炮、士、象、卒。この順位はおおむねシャンチーの駒の価値に対応している(馬と炮のどちらが価値が高いかは議論の余地があるが)。駒を取るときの動きは、単に動かすときと変わらない(上下左右に1マスずつ動く)。
台湾ルールでは、駒の順位は以下のとおりである: 将、士、象、車、馬、卒。この順位はシャンチーの駒の初期配置をもとにしている。ただし車と馬の順位は逆になっている。炮以外の駒では、駒を取るときの動きは単に動かすときと変わらない(上下左右に1マスずつ動く)。炮は特殊で、通常の駒の順位に含まれていない。炮はどの種類の駒も取ることができるが、兵(卒)をのぞく任意の駒から取られる。炮が駒を取るときの動きはシャンチーとおなじで、縦横にいくらでも直進して、中間にあるひとつの駒を飛びこえて取る。炮と取られる駒の間には、中間のひとつの駒以外の駒があってはならない。中間にある駒は敵の駒でも味方の駒であってもかまわないし、表になっていても裏返っていてもかまわない。炮はどんな駒でも取ることができるが、必ず中間に駒がなければならない。したがって、炮はすぐ隣の升目にある駒を取ることができない。
炮で駒を取るルールについては、ほかにもさまざまな変種ルールをつけ加えることができる。
- ある変種では、中間の駒がなくても、兵(卒)やほかの炮を直接に炮で取ることができる。いいかえると、炮はほかの駒とおなじようにふるまい、その順位は馬と卒の間にくるが、ほかの駒を飛びこえて取る機能がつけ加えられたものとしてふるまう。
- 別のよくある変種では、裏返った駒を取ることができる。この場合、裏返った駒が実際に取れる場合には取るが、駒の順位が高くて取れない場合には、その駒を表にするだけで、どの駒も動かさない。
- 子供向けのよくある変種では、表になった駒でも裏返った駒でも、取ることができるかぎり、1回に複数回駒を取ることができる。
- 戦略に影響をもたらす可能性のある変種としては、炮は中間駒として裏返った駒を使うことができないが、1回で複数の駒を取れるというものがある。この変種では、炮は裏返った駒を取ることはできない。
大陸ルールは台湾と同様であることが多い。
千日手
千日手は、ひとりの競技者が循環した動きを強制した場合に起きる。典型的な千日手は、片方がくりかえし敵の駒を攻撃するが、それが取れない場合である。千日手の判定は地域差がある。
- 千日手が禁止されていると考える人がある。これはシャンチーで連続攻撃が攻撃している側の負けになるルールと一貫している。
- 千日手が合法的な戦略であると考える人もある。そうしなければ負けになるゲームを千日手にする能力は、千日手をかけられた側が引き分けるか駒を捨てるかを受け入れる必要があるのだから、技術で運を克服する方法のひとつである。その上、千日手の状況を扱うのには、勝っている側にもスキルが必要である。千日手の可能性を振り落とす必要性は、さもなくば一方的な勝利に対して刺激を与えてくれる。駒を捨てても勝てるかどうかを判断するには、相当の技量を必要とする。
千日手が許されるゲームは、五分の戦いが増える傾向がある。一方的なゲームが、千日手を避けるために駒を捨てることにより、しばしばおもしろい試合に変化する。
コンピュータ上の暗棋プログラムでは、駒をめくったり取ったりしないまま互いに数十手進行すると、自動的に引き分けになることがある。






