最初の接触

From Wikipedia, the free encyclopedia

最初の接触(さいしょのせっしょく、First Contact)はアメリカ合衆国SF作家マレイ・ラインスターによる1945年の中編SF小説。初出はパルプマガジンアスタウンディング」誌1945年5月号。日本語訳の初出は『S-Fマガジン』第58号(1964年8月号、訳:伊藤典夫[1]

ファーストコンタクトテーマSFの古典であり原点で、複数のアンソロジーに収載されている。 1996年ヒューゴー賞 中編小説部門を受賞。

万能翻訳機が登場した最初のSFと信じられている[2]

地球の宇宙船の名前である「ランヴァボン」は南ウェールズの地名「Llanvabon」に由来する。

超光速宇宙探査船ランヴァボンは、かに星雲の内部、二重星の近傍で、洋梨を思わせる形状の漆黒の宇宙船と遭遇する。

異星人のものと思われる「黒い宇宙船」。お互いが友好的なのか敵対的なのか分からず、相手の情報は知りたいが自分たちの情報(特にそれぞれの母星の位置)は渡せない。疑心暗鬼のまま、少しずつ情報のやり取りが行われ、お互いの理解が深まっていく。

事態が膠着する中、ランヴァボンの船長は異星人側にある解決方法を提案する。

登場人物

船長
超光速宇宙探査船ランヴァボンの船長。
トミイ・ドート
ランヴァボンの観測員。異星人とのコンタクトを担当する。
バック
トミィとのコンタクトを担当する「黒い宇宙船」の異星人。「バック」はトミイの付けた愛称である。

異星人

酸素を呼吸するヒューマノイド(「黒い宇宙船」内の空気組成から、彼らの母星は酸素濃度28%で、気圧は地球より若干低いと推測された)。標準的地球人よりやや小柄で無毛。血液の基本成分がで、えら呼吸する。コミュニケーションに超短波を用い、音波はまったく使用しないため、音を感じる器官は持たない。また視覚が赤外線を主にすることから、彼らの母星は赤色矮星を廻る惑星ではないかと推測された。

日本語訳

外部リンク

脚注

Related Articles

Wikiwand AI