木っ端舞い散る その頃に
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登場人物
- 前原 圭(まえばら けい)
- 声 - 保志総一朗[2]
- 臨海区渚町事務所に就職し、互助係に配属された新人職員[3]。熱血漢な性格で、漫画の主人公のように理不尽を打破し、人々を幸せにできる職員を目指している[4]。重度の漫画好きであり、日常会話の中で漫画の台詞を引用する癖がある[5]。
- 同原作者の作品『ひぐらしのなく頃に』シリーズの主人公・前原圭一と容姿や名前が酷似しているが、関連性は不明[6]。
- 花蓮 もか(かれん もか)
- 圭の教育係[3]。常にバニーガールの衣装を着用して業務にあたっている[7]。周囲には秘匿しているが、圭と同様に漫画を愛好している[8]。
- 佐藤(さとう)
- 互助係の係長[9]。
- 赤根 美玲(あかね みれい)
- 互助係の主査[10]。極めて高い事務処理能力を持つ一方で、会話のテンポが著しく遅い[11]。
- 千々谷 春樹(ちちや はるき)
- 互助係の主任主事[12]。常に女性用下着を身に付けて業務にあたっている[13]。
- 兎場 重蔵(うさば しげぞう)
- 渚町町会の連合町会長[14]。
制作背景
竜騎士07は本作の発想について、物書きとして活動を始める以前に官公庁での勤務経験があり、自身がかつて所属していた「お役所」の当時の雰囲気を題材として膨らませたものであると説明している[15]。しかし同時に、本作はあくまでフィクションとして構成された「お役所ファンタジー」であり、自身の見聞や実体験そのものを直接反映したものではないとも述べている[15]。本作の制作意図については、「かつての懐かしい思い出」を題材としつつ、それを読者に「笑い飛ばしてもらおう」と考えたことが出発点であったと述べている[16]。
竜騎士07によれば、本作の根底には、公務員倫理として公教育等でも扱われる「全体の奉仕者」という概念が据えられている[17]。竜騎士07は、この「全体への公平」という原則が、現場においては個々の事情や要望に応じることが不公平と見なされる空気感を生み出していたと振り返り、こうした姿勢が冷たく融通が利かないと批判されてきた歴史は昭和から令和まで変わっていないと指摘している[17]。作中では、この価値観が登場人物である前原圭に対する試練として描かれており、彼の行動の是非について読者自身に問いかける意図が込められている[18]。
書誌情報
- 竜騎士07(原作)・次恒一(漫画)『木っ端舞い散る その頃に』秋田書店〈ヤングチャンピオンコミックス〉、既刊2巻(2026年2月27日現在)
- 2025年7月25日発売[2][19]、ISBN 978-4-253-31511-1
- 2026年2月27日発売[20]、ISBN 978-4-253-01180-8